ブログでも書いていたように、10月に母を自宅で看取りました。
いわゆるせん妄です。
まだ幼い子供達や妻が恐怖心を抱かないか、とにかくハラハラする日々でした。
主治医からは興奮しそうだったら、この薬を飲ませてとリスパダールの液を処方されていましたが、何がきっかけで起こるか予想もできず、まったく役に立ちませんでした。
くそ真面目で几帳面な父でしたから、一日何もせずに過ごすことやだんだんと分からないことが増えていくことが我慢ならなかったのでしょう。
結局、父はこの後約1年入院生活を続けて、最期は髪の毛もヒゲもぼうぼうに伸びて、点滴につながれて、手も脚も拘縮して動かせない状態で、病院のベットで亡くなりました。
母の場合
先に母が認知症になり、父がなんとか夫婦の生活を支えていました。2人で何とか家で過ごしていた。
しかし、父の認知症が一気に進行し、ついに父が入院。
母一人で在宅での生活は無理でした。当時の我が家はボクが独立したばかりで今以上に忙しく、子供達も当然今より幼く手がかかりました。
妻も働いていたので、母の介護をするのは無理でした。
母は父が入院と同時にショートステイすることになりました。
そして、母の体調の悪化。
看護師のいない施設での生活の限界、入院。
コロナ禍での入院生活は家族にとってはかなりのストレスでした。
詳しくは、「ツイートで振り返る母の看取り」で詳しく説明しています。
なぜ母を自宅で看取ろうと思ったのか
父は怒る、↑、興奮、陽
母は謝る、↓、鬱、陰
全てはこれです。
申し訳ないが、父を家に連れて帰ろうとは思いませんでした。
母はコロナ禍でもあったし、医療の力で延命はせずに、少しでも早く楽にしてあげたかったのです。
病院は「死なせてくれない」。
これがボクが両親を看取った感想です。
現代の病院は命を救う使命を担っています。
それは理解します。
回復が難しい両親を入院させた(させている)家族にとっては、辛くなることも多く経験しました。
繰り返される抗生剤の投与、肺炎を予防するための絶食、脱水予防の点滴、などなど。
転院や転棟の度に病院に行かないといけなかったり、書類や衣類などを用意したり、書類を書いたりも共働きのボク達には大変でした。
今までの恩返しだろと言われればそうなのかも知れないけど、もっと電子化したりして手続きを統一してほしいな。同じことを何度も書きたくないなと思いました。
色々と書きましたが、終わってしまいました。
ボクは比較的早く終わったのですが、子供達の様々な人生ステージに親の看取りが重なってきます。
育児と介護のダブルケアとなったり、孫の世話とのダブルケアとなったり、様々な事情があると思います。
一つだけボクが言いたいのは、自分たちの生活を犠牲にしないでということです。
冷たいかも知れませんが、子供達や自分達夫婦にはこれからの生活があります。
どれだけ親に尽くしても、多分後悔はあると思います。
子供達は自分たちの人生に後悔は残したくないそう思います。
神主さんが言ってくださいました。
「お父さんは何も思っていませんよ」
そうです。
自分たちで勝手に悩んじゃいけないんです。
やれることをやりましょう。
他人様の力を借りましょう。
ボクの言い訳ですが、これでいいと思います。
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