こんにちは
漢方の知恵を日々の生活にも取り入れて欲しい
岡山の柿の木薬局店長フジマキです。
今日、久しぶりに医者いらずを飲むという話を、処方箋を持って来られた患者さんから伺いました。
胃がおかしいときに、2-3センチをすって、水を加えて飲むそうです。
ところで、医者いらずって何だか分かりますか?
とげとげの
一時、あの食感が流行りました
アロエのことです。
写真は冬に花が咲いていたので撮ったものです。
懐かしい雰囲気を出したくて?セピア風ですが、意味はありません・・・
アロエの事を少し、まとめてみました。
アロエは少量で胃薬に、大量では下剤になる!!
苦味成分のバルバロイン(アロイン)が少量では苦味があって胃の働きを調節する作用があります。
大量では、大腸を刺激して下剤の働きがあります。
下剤になるので、もともと下痢をしやすい人や妊婦の方、子供は摂取しない方が良いと思います。
また、文献では腎臓の悪い方も注意が必要と記載がありました。
昔、おばあちゃんが火傷にアロエの緑の皮をむいて、ゲル状の部分を貼っていました。
家で治るような軽い火傷でしたら、水道水で患部を冷やした後に用いても良いかもしれませんが、
細菌感染の危険もあるのであまりおすすめできません。
結局、軽い胃の違和感があるときには、ちょっと使ってみてもイイかなぁという感じです。
漢方では、アロエを芦薈(ろかい)と言います。
苦くてカラダを冷やす性質があります。
熱がこもっている便秘やイライラが激しい頭痛・耳鳴・めまい・怒りっぽい症状に用いる事があるようです。
妊婦や消化器の弱い人、冷えている人には使えません。
ご注意下さい。