日本の暑い、湿気の多い夏を元気に乗り切るポイント
- 旬の食材を食べること
- 天然の甘みを摂ること
- よく噛む
- 腹八分目
- お腹を冷やさない
- 汗をかきすぎない
- 余分な熱と湿気をカラダに溜めない
- 睡眠を十分に確保する
梅雨が明けて本格的な暑さの始まり
7月、この時期になると3年前の西日本豪雨を思い出します。今年も各地で集中豪雨の被害が出ています。今年は梅雨入りも早く、本日例年より早く梅雨明けが宣言されました。梅雨が明けると強い日差しとともに気温が一気に上昇、カラダがまだ暑さに慣れていないので、熱中症になりやすい時期です。7日の小暑の頃から、暑さ対策を始めるのがおすすめですが、今からでも遅くありませんお風呂で一汗かくなど暑さ対策を始めましょう。そうすると22日の大暑の頃には、カラダが暑さに慣れると思います。
夏の土用は7月19日から立秋(8月7日)の前日まで
夏の土用は胃腸が疲れて、食欲不振や消化不良が起こりやすい時期です。胃腸が疲れると体力が消耗して、風邪が長引いたり、微熱が出たりしやすくなります。気が乱れやすい「裏鬼門」の時期とも言われます。夏は気温が高くて、昼の時間も長いので、なんとなく不摂生をしてしまう季節です。そのツケが出て夏バテになりやすいのが、夏の土用です。
夏バテの予防に大切なこと
夏バテの予防には、何を食べるかも大切ですが、
- よく噛む
- 腹八分目
に気をつけて、胃腸を助けるのが基本です。
胃腸を冷やすと、胃腸が弱り、気力体力も弱ります。冷たい物をたくさん飲んで内臓の温度が1度下がると、回復までに4〜5時間かかります。この間、カラダは怠くなります。冷たい物を飲んだら、食事の時には温かいスープ類をとりましょう。
胃腸の元気を補うのは「自然の甘み」
胃腸の元気を補うのは天然の甘みです。かぼちゃ、トウモロコシ、などの旬の野菜や果物がおすすめです。甘酒売り、江戸時代までは夏の風物詩でした。甘酒の甘みはグリコーゲンです。夏の疲れのお勧めの栄養補給飲料です。
暑さで大量の汗をかくとエネルギーも失う
暑さで大量の汗をかくと、カラダの「水分」だけでなく、「気(エネルギー)」も一緒に消耗すると中医学では考えます。現代医学では、汗と一緒にミネラルを失うと言いますね。水分が減るので「血」がドロドロになるだけでなく、「気」も消耗するのでエネルギー不足になります。この「水」と「気」の不足は、「心」(心臓の働きだけでなく脳の働きも含んでいます)の疲労を招くことになります。動悸や息切れ、不整脈、脳の疲れ(疲労感)などの不調が起こりやすくなります。
日本の夏は暑さと湿気のダブルパンチ!
日本の夏は暑さだけでなく、海に囲まれた島国なので湿気も多いのが特徴です。そのため、カラダの中に溜まった「熱」と「湿(余分な水分や汚れ)」を上手に取り除くことが大切です。カラダの中に溜まった過剰な熱は、熱中症などの原因になるだけではありません。熱が「心」に影響して、イライラや不眠などの不調が起こります。十分に眠れないために、カラダの回復が十分に行われなくて、疲労や怠さに悩まされることになります。睡眠不足は「血」の不足の原因にもなります。「血」の不足しやすい女性は冷房での冷えにも気をつけてください。
東京五輪、どんな大会になるのかな?TV観戦でしっかり楽しみたいですね。