分子栄養学研究所主催の講演会に参加して来ました。
テーマ:栄養素による骨・粘膜の改善 ~アレルギー疾患などの予防~
内容は骨粗鬆症が主でした。
後半では、ラクトフェリン(タンパク質の1種で、母乳や牛乳に多く含まれる成分)による免疫応答の調節が紹介されました。
骨粗鬆症と言えば、骨がスカスカになる病気というのが私のイメージでしたが、実は骨粗鬆症は全身病なのです。
骨粗鬆症患者は動脈への石灰化が著明であり、動脈硬化をきたしています。
よって、骨粗鬆症の予防、治療が血管の老化の防止につながるのです。
また、骨は常に活発な代謝回転を繰り返し再構築を営み続けているので、実は本人の努力次第で骨の状態を改善出来るのです。
<骨粗鬆症予防のために>
☆カルシウムの摂取
一般的には1日所要量は600mgとされていますが、これは最低限量で、理想は1000mgだと講演会では言われていました。
☆マグネシウムの摂取
マグネシウムが不足すると、カルシウム代謝に異常が生じます。カルシウムとマグネシウムの摂取比率が重要で、今回の講演会ではカルシウム:マグネシウム=1:1を推奨していました。
☆イソフラボンの摂取(特に女性)
1番よい食品は味噌だそうです。
☆脂溶性ビタミンの摂取
ビタミンA、ビタミンD ビタミンK
☆良質なタンパク質の摂取
☆適度な運動
やはり歩くことだそうです。
:3月8日 13:00~15:00 会場 メルパルク岡山3F「錦」