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ひな祭りに飾る「桃」には、いろんな効果があるのをご存知ですか

先日、いけばな光風流家元 内藤正風さんのブログを読んでいたら、ボクの写真が出てました。
びっくりです!!

「ひな祭りになぜ「桃」を飾るのか、ちゃんと理由があるのをご存知ですか」

そのなかで家元がこんなことを書いてくださっていました。

”それから漢方では、桃は実・種・葉・花の全て薬効があるものとしても扱われています。
この辺の詳しくは、岡山にある漢方に強い「柿の木薬局」のメガネ店長の藤巻浩二さんに、丸投げしておきますね。
藤巻さん、このブログ読まれたらあとは宜しくです~~!!(笑)”

その前にお店でも桃をいけています!!

こんな感じです。
暖房が効いているので、どんどん開いてきてます〜

桃といえば桃太郎

桃太郎といえば岡山

桃太郎後ろ
なぜか後ろ姿の写真しか撮ってなかった(苦笑)

岡山の名物といえば、白桃(はくとう)

というわけで、結構、桃と岡山の接点はかなり有るわけです。

さらには、内藤正風さんも書かれてますが、この桃はいろんな部位が薬として使われているんです。

それを今回は、簡単に紹介します。

桃の花、種(種を割って出て来るアーモンドみたいな部分)、葉が薬として使われます。

花は白桃花という名前で薬として使われていますが、正直なところ、ボクは知りませんでした。
蕾や開いた花を使うようです。
浮腫があるときや、便秘、月経がないときなどに用います。
日本では、便秘薬として花の蕾を使うようですが、作用が強いので体力のない方や妊婦には使えません。ご注意ください。

次は桃の種です。
種を割って出てくる種子(アーモンドのような)を桃仁といいます。

種と仁
これは夏に白桃の種を割って、仁を取り出そうとやってみた写真です。

この桃仁はよく使われる漢方薬に入っています。
血行を良くしたり、膿を出したり、脂分があるので腸を潤す作用があります。
月経障害、下腹部痛、神経痛、便秘などに用いられます。

実際に使う桃仁は、アーモンドのような感じです。

ちなみに、桃仁と似た生薬に杏仁があります。
杏仁豆腐のあの独特の香りは、杏仁(あんずの種)なんです。

そして、桃とあんずは同じバラ科なので、この二つは瓜二つなんです。
ですから、桃仁も杏仁みたいな匂いがします。

最後に桃の葉です。
桃の葉は、漢方薬に使うより、入浴剤としての使用がよく知られています(ボクがそう思っているだけかもしれませんが・・・)
我が家でも、子供夏のあせも対策で夏になると煎じていました。

桃の葉
葉っぱはあの桃の実のような香りはありません(残念)

鎮咳作用、ボウフラ殺虫作用があります。
入浴剤として、あせもや湿疹、かぶれ、荒れ性などに使います。

娘が生まれてからお雛様はあるのですが、なかなか飾れない我が家です。
来年の桃の節句には、是非、我が家でも桃の花とお雛様を飾りたいと思います。

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