昨日は月一回の現役中医師の先生を囲んでの勉強会でした。
話題は日本漢方でいう水毒。
カラダの中で循環されなくなった水、死んだ水のことでした。
むくみ、腹水、胃腸にたまった水、だけでなく嚢胞や脂肪腫、コレステロールとかも含まれます。
生きている水を津液(しんえき)と言います。
津液はただの水じゃ無くて、食事から吸収された栄養分も含まれています。
津液は全身に送り届けられて、細胞を潤したり、栄養を与えることが役割です。
一方、この津液がなんだからの理由(冷え、熱、カラダの機能の不調)で流動性が無くなってしまうと、カラダにとっては不要な水になってしまいます。
この不要な水を中医学では「痰」とか「飲」と言います。
でも、不思議なのは、この死んだ水である痰・飲は治療によって、生きた水にもどるという考え方。
その戻し方は、痰や飲になった理由をキチンと紐解いて、その理由を解決するのが必要です。
この病気になった原因と理由を考えて治療するのが、中医学の面白いところでもあり、難しいところですね~と考えた次第です。
地球の水の汚染も、元通りのきれいな状態に出来る技術が開発されればいいのになぁとも思います。