秋本番
今年もあと2ヶ月、落ち葉が多くなりました。
10月も、昼間は暑い日が続きましたね。
今は一日の気温差が大きいですが、比較的穏やかな日が続いています。
湿気も少なくなり、爽やかです。
空気が乾燥すると感染症も増える
空気が乾燥してくると、感染症が一段と増えてきます。
ウイルスに負けない体を作ること、維持することが大切な時期です。
ウイルスとヒトの最初の接点は口や目、のどの粘膜、粘膜の防御力を落とさないために潤いがとても大切です。
口は唾液で潤っています。
唾液には自浄作用、抗菌作用、粘膜保護、粘膜修復などの働きがあり、ウイルスや細菌からカラダを守っています。
唾液は1日1〜1.5リットル分泌されています。
ストレスが溜まると唾液の分泌が減り、口が渇きやすくなります。
緊張すると口が渇く経験はみなさんおありでしょう。
リラックスするために大切なこと
唾液を十分に分泌させるためにも、ストレスを溜めない、リラックスすることは大切です。
マスク生活が原因で口呼吸になっていたり、PCやスマホの使いすぎで猫背になっていたりしませんか?
胸を張って、肩甲骨を狭めるようにしてみましょう。
寝るときだけでも、呼吸を意識してみましょう。
仰向けに寝て両手掌をおへその下に当ててお腹を温め、息を吸うより吐ききることを意識してみましょう。
お風呂は湯船に浸かりましょう。
野菜など繊維質モノをたくさん食べましょう。
これらは全部リラックスする副交感神経を優位にしてくれます。何か一つ、やってみましょう。
冬の養生は休む
11月8日が立冬です。暦の上では立冬から立春の前日までが冬です。
お鍋やおでんが美味しい季節です。蒸し料理も温かくてお勧めです。
食パンを蒸すのもアリです。
中国最古の医学書「黄帝内経(こうていだいけい)」では、四季をこのように説明しています。
“春に生じ、夏に長(た)け、秋に収(おさ)め、冬に蔵(ぞう)す”
人間も自然界の一部ですから、冬は休息の季節と考えて、エネルギー(気)を体に貯め込むのが一番良いと思います。
しかし、休んでばかりもいられないのが現代人ですから、せめて旬の食材を食べてエネルギーを貯蔵、できるだけリラックスして過ごす期間にしたいものですね。