Blogs

今から夏の準備をしましょう

3月の養生のヒント


「木の芽立ちの季節」という言葉を耳にする季節になりました。まだ、朝晩は冷え込みますが、昼間は少し暖かいと思うようになってきました。木々もいつのまにか新芽の準備をしています。春分の日を境に、昼の時間が長くなっていきます。陰から陽に変わる時期です。

ふきのとう.jpg

この春の季節は「木の芽立ち」という言葉からもお分かりのように、植物が芽を出したり、昆虫や動物が活動を開始するために、地上にはい出してくるようになります。大地のエネルギーが天に向かって上がってくるイメージです。ヒトもこのエネルギーの上昇に影響されて、頭がふわーとしたり、血圧が高めになったりすることがあります。これは気の巡りが過剰になって起こると考えられます。この過剰な気の巡りと関係あるのが「肝(かん)」と「血(けつ)」です。
「血」を貯蔵しているのが「肝」です。「肝」は春の木の芽立ちにも大いに関係します。「肝」は自律神経系とも言われ、カラダ全体に適切に「気(エネルギー)・血・津液(しんえき)」を配分する役割があります。「肝」に「血」が十分に貯蔵されていれば、カラダの外からの刺激(ストレスや木の芽立ちなど)にもゆったりと対応できるようになります。
いきなり夏の話になりますが、今年もたぶん暑い夏になると思います。
今から、カラダの暑さ対策をしておくことをおすすめします。
夏の暑さに対応するために大切なのは、カラダに十分な潤い(血液・細胞液)があるかどうかです。漢方で潤いの元は「血」や「津液」です。「血」はカラダの各部分に栄養や熱を送り届け、様々な部分を潤したり温めたりする働きがあります。「津液」は「血」の働きを支えて潤す働きがあります。からだの潤いが不足していると、暑さで発汗して、すぐに干からびてしまいます。熱中症です。十分な潤いがあれば、ちょっと発汗しても、干からびずにカラダを冷ますことができます。また、クーラー病も血液が十分にあると熱をうまく体中に循環させるので、冷えすぎを防ぐ事が出来ます。カラダの潤いは、外からの温度変化や乾燥の影響をやわらげてくれる大切な断熱材や冷却水のような役割をしてくれます。

おすすめ食養生

血を増やして、カラダに潤いを保持するためには、美味しく食事がいただけることが大切です。
☆甘味のあるもの、黒いもので「血」を養う
なつめ、クコの実、にんじん、ほうれん草、トマト、黒ごま、黒きくらげ、黒砂糖、きな粉、レバー、鮭、鶏肉、豚肉など
お茶:ほうじ茶、紅茶(+ドライフルーツ、シナモン)穀類:黒米
春の季節におすすめの食材は、気持ちの昂ぶりを適度に発散させてくれるものを上手に組み合わせて下さいね。
☆香りの良いもの、酸味で「肝」をフォロー
ミツバ、パセリ、ネギ、セロリ、あさり、しじみ、竹の子、タラの芽、柑橘類、酢の物、香りの良いお茶、黒ごま、など

Facebook
Twitter