1月17日から2月2日までが冬の土用です!
冬至を過ぎたとは言え、まだ、昼間の短いこの時期は寒さも厳しくなります。
でも、暦の上では立春(2月3日)まであと1ヶ月です。
1月17日から2月2日までが、冬の土用と言われる期間です。
一年の中でも気が乱れやすく、免疫力が低下して感染症にかかりやすくなります。
空気の乾燥もあり、肌荒れ、喉など粘膜の違和感も起こりやすくなります。
年末年始の食べ過ぎや飲み過ぎの影響で、胃腸の疲れも出やすくなり、これも様々な体調不良、免疫力低下の原因になります。
コロナコロナで抑え付けられていた分、今年のお正月は羽目を外した方も多いのではないでしょうか?
春を迎えるまで、しばらく胃腸を休ませてあげるのが、この時期の養生の基本になります。
土用の期間は五臓の中でも「脾」に負担がかかります
冬の土用(冬だけでなく一年で4回ある土用でも)に負担がかかるのは「脾」です。
「脾」には、食べ物を消化吸収して、全身に栄養を届ける役割があります。
季節の変わり目は体も疲れやすいので、栄養をしっかり吸収して全身に送り届ける「脾」がフル活動します。
「脾」の働きを助けるのは、甘みのある食べ物です。
ここでの甘みは砂糖のような甘みではなく、お米などの穀物やカボチャや芋などをよく噛んで出てくる天然の甘みです。
冬の土用の時期には、質素な食事をよく噛んで味わうのがお勧めの養生です。
普段食べているお米と具だくさんのお味噌汁とお漬物、一汁一菜です。
冬の気温の低いときは同じお米を炊いても、甘みが良く出ます。
これは水温の低い状態からお米を炊くのがポイントになるようです。
体のこわばりは温めてからストレッチ
寒さの厳しい時期、体は低い気温の中で体温を維持しようと頑張っています。
体がこわばっているような感覚もあると思います。
体も寒さも、春を迎え緩む前の緊張のピークなのです。
この時期、ストレッチをおすすめします。
入浴後に体の温まった状態で行うストレッチが効果的です。
お風呂は毎日できる最高の温めケアです。
よく歩く、意識的に階段を使う、室内で歩く、など下半身の筋肉を使って動かすことも、全身の血行をよくすることで冷え対策になるのでお勧めです。