去年は10連休だった五月。暦では5/5が立夏、もう夏が始まっています。初夏に養っておきたいのは、五臓のひとつ「心(しん)」。中国の古典『黄帝内経』にも“心主夏(心は夏をつかさどる)”と書かれています。夏の疲れは動悸など心臓に影響がでやすいものです。
「心」の働き
① 西洋医学の心臓と同じように、血を体中に循環させる。
② 意思や思考などの「こころ」としての働きも含む。
「心」は自然界の太陽と同じです。太陽はお天道様とも言われ、天地をつかさどり、すべてを見通す超自然の存在です。「心」もからだに熱と活動力を提供するだけでなく、からだを高いところからコントロールしているのです。
「心」は血を全身に循環させる働きや精神活動に携わっているので、「心」が不調になると影響は全身に及びます。
顔色が悪い、動悸、息切れ、手足の冷え、胸痛、顔のむくみ、不眠、物忘れ、不安感、イライラ、寝汗がひどい、口やのどの乾きなどの症状が出やすくなります。
夏は陽の気が最大になる季節です。暑くなると体は汗を出して、熱を逃がして体温を調節するようになっています。汗をかくと血液は濃くなり、流れにくい状態になります。心臓は流れにくい血液を全身に送るためにフル活動するようになります。
まだ、それほど暑くない初夏のうちから「心」に栄養を補ってしっかりと動くようにしたり、「心」がオーバーヒートしないように潤いを補って、夏を元気に乗りきりましょう。
特に今年の夏はコロナの影響でどんな過ごし方になるのか分かりません。
今のうちに適度に外に出て太陽を浴びておきましょう。5月を過ぎると雨も増えて湿気が高くなって胃腸の調子が崩れやすくなります。さらに在宅ワークや休校の影響で運動不足も懸念されます。
汗をかく練習を今のうちから意識してやっておきましょう。冷房三昧でカラダが冷え冷えの夏にならないように、今から準備しておきましょう!!
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