生姜には辛味成分のジンゲロールやショウガオールが含まれ、解熱・鎮痛・鎮咳・鎮吐作用などが認められています。
漢方では解表・止嘔の効能があり、外感風寒証や胃寒による嘔吐などに用いられます。
このほか、解毒作用や健胃作用もあるため多くの漢方処方に使われています。
発汗作用
感冒の初期症状にショウガをすりおろした生姜汁を熱湯に入れて服用するれば体が温まって回復する。例えば、葛根湯と併せて飲むとより効果的かもしれません。
健胃作用
嘔吐や食欲不振に生姜汁を用います。
また、魚介類による食中毒にも蘇葉(シソの葉)と用います。傷みやすい青魚にショウガを併せて調理するのも理由があるんです。
味:辛、性:温、帰経:肺・脾・胃
効能:解表・止嘔・解毒
参考:漢方のくすりの事典(医歯薬出版(株))