この年末年始、高校と中学の同級生と飲む機会がありました。それから、昔、趣味でやっていた自転車の仲間とも飲みました。
だいたい、子供の話と並んで、老眼や最近した手術の話、飲んでいる薬の話が出てきました。
その中で、五十肩に効く漢方はあるかという質問もありました。
みんな、そんなお年頃なんですよね。
ちなみにボクは、カヌーをしていた頃にロールの練習をしてて左肩を亜脱臼してから2-3年はおかしかったです。
整形外科で色々と検査してもらいましたが、原因ははっきりしませんでした。
まだ、30代だったのですが・・・
そうこうしているうちに、自転車にのめり込んでいったのは、どうでもいい話です。
さて、五十肩は肩関節周囲炎とも言われ、40~50歳で発症することが多いので、一般的には四十肩とか五十肩と呼ばれます。
腕が挙げられないとか、髪をブラッシングできないとか、電話を取れないとか、肩を動かすと痛みが走って動かせる範囲が狭くなるのが主な症状です。
ボクは車のトランクが閉められませんでした。
でも、ある期間を過ぎると後遺症もなく治ってしまったように思うことが多いのも事実です。
現代医学的な治療には、消炎鎮痛剤の外用や内服、体操、動かす範囲を徐々に広げるストレッチ、腱板の癒着の内視鏡手術などがあります。
漢方薬でもラジオや新聞の広告でおなじみの漢方製剤がありますが、それだけではありません。あの漢方製剤を飲み続けても、症状が改善しない方もおられます。それは、五十肩の原因が様々であるからです。
その原因を推測するために以下のような症状(原因)がないか考えてみてください。
① 外傷が原因(肩を強打した、スポーツをしていて痛めた等)
② 痛みが激しくて、夜眠れない。
③ 気温が下がったり、天気が悪くなると痛みが悪化する。お風呂で温まると痛みが軽くなる。
④ 食欲不振があったり、疲れやすい。疲れると痛みも悪化する。
⑤ 耳鳴り、足腰に力が入らない、腰痛などがある。
⑥ 痛みが悪化する条件。反対に緩和する条件。
こんな症状があれば、その痛みの原因を予測しやすくなります。
漢方では痛みが起こる要因が大きく分けて二つあると考えています。
① 体の中の気血水の流れが悪い
流れが悪くなるのは、古傷があったり、寒さだったり、ストレスだったり、湿気の多い環境だったりします。
② 体の中の気血水が不足している
不足する原因は、老化、ちゃんと食事ができていない、長期間病気で体力が衰えていたりです。
こう考えてみると、40~50歳は体力も落ちてきて、仕事も忙しくて運動不足で筋力も落ちて、ストレスも多くて、様々な外部環境からの影響を受けやすい時期なんでしょうね。
答えになってないですが、一言に五十肩と言っても、ヒトそれぞれです。その肩に合った漢方薬があります。
あのラジオや新聞広告の漢方製剤だけじゃありませんので、ご安心ください。
(追加)
実際には、漢方薬を出してもらうのも、自分で買うのも難しかったり、薬は飲みたくないことも多いかと思います。
身近な食べ物や入浴剤で、肩の痛みに効果のあるものを紹介しておきます。
・お酒:適度に飲むと血の流れを良くして、痛みを和らげる、冷えを改善します。
・へちま
・ボケ、カリン
・ウド
・山椒
・よもぎ:入浴剤にすることで、肩の冷え、肩こり、肩の痛みを緩和
☆柿の木薬局のホームページ
☆柿の木薬局の営業時間
月・火・木・金:9:00~19:00
水・土:9:00~13:00
☆漢方相談、承ります(^_^)
086-234-7676
☆処方箋FAXしてくださいね
086-234-7600
インスタグラムもやってます!!