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岡山漢方研究会(第203回)

岡山は暑い日が続いていますが、去年より夜は過ごしやすいなぁと思います。
今回は、日本という風土では切っても切れない「湿気」がどんな影響を人体に及ぼすか、
そして、その影響を漢方ではどんな薬を使って軽くするかという話がありました。
第一部では、漢方薬を使った方法の紹介、第二部では実際の症例を分析しながら、第三部では中国での食養生の紹介でした。
【講義内容】
①わかりやすい生薬薬理
  「湿をのぞく漢方に入る 茯苓・蒼朮」 講師:緋田哲治先生
②生薬鑑定・試飲
  「平胃散」「藿香正気散」       講師:竹内基雄先生
「平胃散」
平胃散.jpeg
「藿香正気散」
藿香正気散.jpeg
③症例紹介
  「多汗症・肥満症・神経性胃腸炎の症例分析」 講師:常國良一先生
④食から学ぶ中医学−3
  講師:甄立学先生


【ちょっと詳しい内容】
①わかりやすい生薬薬理
  「湿をのぞく漢方に入る 茯苓・蒼朮」
 
「湿」「水」の問題を考えるとき、自然界の水のイメージを体に置き換えてイメージすると分かりやすい
水・湿をのぞく漢方処方の作用の違いによる分類
☆排水・しぼるイメージ:五苓散、猪苓湯
☆温めて乾かすイメージ:苓桂朮甘湯、真武湯
☆乾燥剤で乾かすイメージ:平胃散、藿香正気散
☆冷やして乾かすイメージ:茵蔯蒿湯、茵陳五苓散
④食から学ぶ中医学−3
☆夏の食養生のポイントは気化作用を保つこと 
☆おすすめ食材
 緑豆、冬瓜、烏梅、菊花、西瓜
日時:2011年7月24日 10:00 – 16:30
会場:岡山県薬業会館
参加:大﨑、藤巻

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