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彼岸花は毒がありますが、薬にもなります。

漢方の知恵を少しでもお伝えしたい
岡山市の柿の木薬局、店長のフジマキです。

ギョウジャニンニクと間違えて、イヌサフランを食べて死亡したニュースがありました。

以前、チョウセンアサガオの毒のことを書きましたが、これからの季節にはおなじみの彼岸花の事を書いてみようと思います。

彼岸花にも毒があります。
ですが、彼岸花を薬用にする事も出来ます。
役立つ草なんだという事も知っておいて下さい。

以前、妻が妊娠中にひどい浮腫になったので、彼岸花をすり下ろして使ったことがあります。
効果は、若干あったような印象です。

ひがんばな
これは庭に咲くシロバナ彼岸花です。

秋のお彼岸の頃になると、土手やあぜ道、庭、公園の片隅などで赤い鮮やかな花を咲かせます。弥生時代に稲作と一緒に大陸から渡来したと考えられています。

田んぼの畦や土手に群生しているのは、ネズミやモグラ除けになるから植えられていると言われています。

2~3月の葉の枯れた頃に球根の部分を採集して、水洗いして乾燥させて、薬用にします。
これを石蒜(せきさん)と呼びます。

薬効と使用方法
①鱗茎と唐胡麻子(とうごまし・トウゴマの種子)を等量すりおろして、足の土踏まずに貼ると駆水剤としてさまざまな浮腫に効果がある。
また、解熱、風邪にも効果がある。
ヒガンバナの鱗茎だけを使用してもよい。

※皮膚が弱くかぶれやすいヒトは、ガーゼを当てそのうえから貼るなどの注意が必要です!!

※実際にボクがしたのは、こちら

②石蒜を煎じて服用、または生根を1回0.3~1g煎じて服用すれば祛痰、催吐剤となりますが、有毒なので注意が必要です!!

③生の鱗茎をすりおろし、患部に貼るとあかぎれ、水虫など白癬菌による症状、疥癬などの皮膚病に効果がある。
また、捻挫、腫れ物(吸い出し)、に効果がある。

※酢を混ぜると更に効果的。皮膚の弱い方は注意して下さい!!

☆柿の木薬局のホームページ

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