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打撲の後に使う漢方薬があります

漢方の知恵をみなさんに少しでもお伝えしたい
岡山市の柿の木薬局、店長のフジマキです。

一週間前に自宅で転倒されて、おでこが腫れ上がり、目の周りも内出血が降りてきてお岩さんみたいになった女性。

大きなサングラスをかけておられました。

1週間後に大きな同窓かがあるので、出たいと言われていました。
打撲後の症状に有効な漢方薬を試していただくことにしました。

『治打撲一方(じだぼくいっぽう)』という処方です。

この中には、下剤に使う大黄が入っています。タケダ漢方便秘薬の中にも入っている生薬です。

この大黄などの働きで、

打撲・捻挫・骨折・脱臼・挫傷などの後遺症や手術後の出血による後遺症、頭部外傷後の後遺症に効果がある薬です。

外傷によって血液の流れが滞った状態を改善して、痛みも軽減する効果があるとされています。

しかし、下剤である大黄が入っているので、下痢をすることもあります。

ボクは転けたり打撲しても仕事中に下痢をするのは困るので、なかなかこの治打撲一方を自分で飲むことはありません。

で、この女性ですが、治打撲一方を7日間飲まれて、下痢することはなかったようです。

問題の顔の腫れや内出血、腫れはひいていて、内出血は目の周りまでで止まっていました。
ボク的にはもっと改善すると思って胃のですが・・・

3-4日してから、背中や腕がとても痛くなったようです。
同窓会は痛みがなければ、出席していたと言われます。

今回の女性は、ちゃんと画像診断を受けて、頭部には問題が無いとはっきりしていたので良かったとブログを書きながら実感です。

ある書物には、”治打撲一方の中には、脳に充血をおこさせる生薬が多いので、受傷直後の注意するよう”と書かれています。

今日の気付き
「打撲したら、下痢して早く治しましょう?!」

車に常備しておくのもおすすめです。

今日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。

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