漢方の知恵をみなさんに少しでもお伝えしたい
岡山市の柿の木薬局、店長のフジマキです。
今年もあと2ヶ月、紅葉本番はまだですが、木々の所々が色づき始め、晩秋という感じですね。
田んぼも稲刈りが終わって、ちょっと寂しい感じもします。
この季節、美味しいのは新米。
新米は炊きあがったときの輝きが違いますね。
それを見るだけでも、美味しいと思ってしまいます。
このお米ですが、漢方薬の材料になっているのはご存じですか?
漢方薬に使うのは、うるち米の玄米です。
玄米は粳米(こうべい)と呼ばれ、胃腸を調え、元気をつけ、口渇や下痢に使われます。
今年の新米です。我が家では妻の親戚から玄米を送ってもらってます。
この粳米は、空咳の時によく使われる麦門冬湯(ばくもんどうとう)という漢方薬に入っています。
私達が毎日食べているお米は、精米して胚芽やぬかを取り除いた白米がほとんどだと思います。
漢方薬で使われるのはもみ殻をとっただけの玄米です。
「日本人のための食養生活 これを食べれば医者はいらない」(若杉友子著)という本のなかでお米のことが上手に書いてあったので、紹介させていただきます。
「白米と玄米を水につけておいたら、白米はふやけてしまうのに玄米は発芽します。発芽するということは生命力があるということです。」
生命力のある玄米は漢方薬にする価値があるんですね。
白米も美味しいですが、玄米でお米の生命力をカラダに取り込むのも良いですよ。
糠(ぬか)って、米に康(すこやか)と書きますよね。
糠を捨てちゃうのは、本当はとってももったいないんです。
白米は粕(かす)を食べているという方もいます。
新米の美味しい季節、たまには玄米のまま食べて、からだに元気や潤いを補給するのはいかがですか。
今日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
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