土から顔を出してまっすぐに伸びるアスパラガスは芽吹き野菜の代表です。
南ヨーロッパからロシア南部の一帯を原産地とし、日本では気候風土の似ている北海道で栽培が始められました。
旬は4〜6月で、この時期のものは夏のものより栄養価も高くなります。
茎についている三角のはかまは葉で、きれいな正三角形をしたものが良質です。茎の断面がきれいな円形をしていて、表面に縦筋がないこと、穂先がふっくらしていることも見分けのポイントです。
アスパラギン酸が疲労回復を促し、体力アップ
疲労物質の乳酸の代謝分解を促し、疲労回復・体力増強に役立つアスパラギン酸が豊富。利尿作用もあり、体内のバランスを整える。栽培方法の違いによりホワイトとグリーンがあるが、βーカロチンやビタミンCはグリーンが多い。穂先に含まれるルチンは毛細血管の物質透過性を調節し、血行を促進。動脈硬化や高血圧を予防する。
①潤いを与え、のどの渇きを解消する
②利尿作用がある
③やる気が出る
性味:平・苦
帰経:肺
参考:食材健康大事典 時事通信社、中医食療法 東洋学術出版、ナチュラル薬膳 本の泉社