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旬の食材「みかん」

旬の食材「みかん」

冬の定番果物といえばみかん(温州みかん)でしたが、最近は消費量が20年前の半分程度にまで落ち込んでいるそうです。
原因は、
・こたつでみかんという習慣がなくなりつつある
・皮をむくのがめんどうだったり、白い皮が爪に付くのがいや
・箱買いから、袋買いへ
・冬に食べられる果物の種類が増えた
などなど、色々とあるようです。
しかし、数年前から温州みかんに含まれるβ−クリプトキサンチンの効果が色々と研究されて、注目を集めています。
果実と皮に含まれ、抗酸化作用が高いことから動脈硬化、脂肪肝、糖尿病など生活習慣病の予防に効果があることが分かってきました。
β−クリプトキサンチンの健康成分を期待するには旬の時期(10~12月)にみかんを1日4個ほど摂取すると効果的。ただし皮にも果実と同じくらいの量が含まれているので、皮を上手に料理に使えば、2~3個でも十分健康への効果が期待できます。
皮ごと食べるレシピも開発されているようですよ。
松山出身の妻は、給食で「みかんご飯」が出ていたと申しております。
果肉の中医学的な効能
①食欲不振を解消する
②のどや肺を潤し、空咳や便秘を楽にする
漢方では、温州みかんの皮を乾かしたものを陳皮(ちんぴ)といい、様々な漢方薬に配合されています。写真は、去年、我が家で作った陳皮です。
自家製陳皮.jpg
陳皮の中医学的な性質
四性:温/辛・苦
帰経:肺・脾
陳皮の中医学的な効果
①余分な水分、溜まっている痰を出す
②気の巡りを良くして、消化吸収を促す
関連記事:陳皮のお茶
参考:食材健康大事典 時事通信社
NHKニュース

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