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柿の木薬局のウエルカムドリンクを紹介します

柿の木薬局では、ウエルカムドリンクというわけじゃないですが、お茶がいつも飲んでいただけるようにしています。

そのお茶の中身は、柿の葉茶に五行草茶と晶三仙というオリエンタルハーブをブレンドしたものです。

五行草茶はスベリヒユをエキス粉末にしたものです。
スベリヒユは畑などでは、雑草扱いされていますが、とっても利用価値のある薬草なんです。

天然の抗菌剤と言われます。
咳がなかなか治らないときにも使います。
炎症性の皮膚疾患に外用することもあります。
熱を冷まして、余分な水分を除いて、腸内細菌のバランスを整えます。

中国では、赤痢が流行って村が全滅したのに、いじめられてスベリヒユしか食べられなかった娘さんだけが生き残ったという昔話があります。

生薬名:馬歯莧(ばしけん)

スベリヒユ
田んぼの畦などで普通に見られる草です。地方によっては食用にされています。
今年は異常気象で10月でも30℃近くなる日もあったからか、まだ花が咲いていました。写真は2013年10月14日に松山市で撮影しました。

茎は少し赤みを帯びていて、地面をはって分枝します。夏に黄色の花をつけます。

薬用部位と採集時期
根を除く全草、夏。
根を除く全草を採集して乾燥するが、乾きにくいのでカビが生えないように十分に天日乾燥する。

薬効と使用方法
① 全草(馬歯莧)を濃く煎じた液または青葉汁で洗うと全身にできた細かいイボ、にきびなどに効果がある。
② 馬歯莧を煎じて服用すれば、便秘、痔、胃潰瘍、尿道炎などに効果がある。解熱剤としても用いる。
③ 生葉汁を外用し、煎じ液を服用すれば、イボ、にきび、疥癬、水虫などに効果がある。
④ 生葉汁を服用すれば、膀胱炎、下痢の時の出血、食べ物の諸毒に効果がある。

いま、季節の変わり目だからか、お腹を壊す方が結構おられます。
このようなハーブティーも試してみてはいかがでしょうか?

参考:民間薬の実際知識 村上光太郎著(東洋経済新報社)


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