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梅雨と漢方

今年、2回目のラジオに出ました。
その内容を簡単にまとめました。

RSKラジオのまい朝ラジオの中のコーナーです。
毎月第四火曜日、朝9時20分ごろからです。
パンダのマークでおなじみの岡山中医薬研究会に所属する薬局・薬店のメンバーが出演する「パンダ先生の漢方教室」というコーナーです。

今回のテーマは「梅雨と漢方」です。

お店の紹介

柿の木薬局は清輝本町にあります。
市電の清輝橋線が走っている通りの一本東側の細い通りにあります。
柿の実のようなオレンジ色のテントとマスコットのパンダの暖簾が目印です。

処方箋調剤がメインの薬局ですが、岡山市近郊で採れた新鮮野菜も販売しています。
薬だけでなく食のことでもお客様の生活を応援しているちょっと変わった薬局です。
漢方専門薬局という敷居の高さはありません。入りやすいと思います。
専用駐車場もありますので、お車での来店も大丈夫です。

食べ物自体にも体の不調を治す作用があります。
お薬を飲む前に、食べ物のことも大切です。

沖縄地方は今月中旬に梅雨入りしました。
岡山は例年なら6月上旬に梅雨入りです。
今年も夏の暑さが来たり、冬のように寒い日が来たり、気温差が激しい日が続きました。
特に今年は新型コロナウイルスのこともあり、体調管理に注意が必要です。
これからの季節には例年、手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱、とびひなど、多くの感染症が流行ってきます。

梅雨になると体調を崩しやすいのはなぜ?

梅雨ってどんなイメージがありますか?
雨の日が多いので、湿気が多くて、ジメジメしているイメージですね。
肌寒いかと思ったら、夏みたいにムシムシする事もあったりします。
エアコンも冷房にするかドライにするか悩みますね。

実は、この湿気と冷えが原因で、関節などの痛み、喘息悪化、食欲不振になると漢方では考えています。

梅雨の時期の湿気や冷えが原因で起こる痛みや体調不良の特徴

湿気は元々は水です。水は高い方から低い方へ流れます。
ですから、カラダの中でも下半身に起こることが多くなります。
腰痛や膝の痛みなどが多くなります。
湿気が原因で起こる症状は、重怠く感じられることも特徴です。

どんな事に注意したらいいか?

服装は、クーラーで冷えたりしないようにするのも大切です。
くるぶしの出る短い靴下も冷えの原因になると考えられます。

冷たい物を飲んだり食べたりする事も胃腸に負担をかけて
カラダに湿気が溜まりやすくなると言われていますので
気を付けた方がいいです。

ゆっくりと噛んで食べるだけでも胃腸に優しくできます!!

胃腸を冷やしたり、疲れさせてしまうとカラダに余分な水分をため込みやすくなります。
関節や腰、膝などの痛みは、カラダの中を巡る気・血の流れが悪くなることこで起こります。
その原因になるのが、冷えだったりカラダの余分な水分や湿気なんです。

これからの時期、どうしても冷たいジュースやアイスなどを食べる機会が増えます。
具体的にはどんな食べ物が、湿気をため込みにくくするのでしょうか?

冷えや湿気を取り除いてくれる食べ物

ネギ、しょうが、シナモンなどの香辛料が有名です。
その他では、お茶にするハトムギなどもいいです。
ちょっと、季節が終わってしまいましたが、ウドなんかもいいです。
春先にスーパーで売られている山菜のウドも冷えや湿気を取り除く食材です。

漢方薬では、ウドの根が入ったものがあります。
ウドの根は独活(どっかつ)という名前で漢方薬に使われています。
独活寄生湯という難しい名前の漢方薬です。
私たちのお店では独歩顆粒(どっぽかりゅう)という名前で扱っています。
痛みもなくていつまでも自分の足で歩くっていうイメージで分かりやすいです。

胃腸薬では、体の除湿剤みたいな漢方薬が有ります。
これも藿香正気散(かっこうしょうきさん)という難しい名前です。
私たちのお店では勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)という名前で扱っています。
湿気に勝つと書くのでイメージしやすいと思います。

冷えたり、湿気の多い雨の日に足腰の関節が痛くなる様な方

ウドの入った漢方を試してみると良いかも知れません。

梅雨になると胃腸の調子が悪いという方

湿気に勝つ漢方を試してみてください。

梅雨になると体調を崩す方は、梅雨になる前に店頭で相談していただくといいと思います。

☆柿の木薬局のホームページ

☆薬剤師さん、募集しています。

通勤には便利な場所です。勤務時間など詳しいことはメールでお問い合わせください。

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☆柿の木薬局の営業時間
月・火・木・金:9:00~19:00
水:9:00~17:00
土:9:00〜14:00

☆処方箋調剤がメインですが、漢方相談、お薬相談も承ります(^_^)
予約してくださいね。平日は13時から15時の間がゆっくりとお話できます。
特に水曜日の午後は相談メインです。
086-234-7676


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