「衛気はどうやって作られるのか?」
本文とは全く関係ないですが、年に一度の蟯虫検査をしました。
って、息子たちですよ。
このキューピーさんがかわいいのですよね。
衛気の衛は守衛とか防衛とか守るという意味です。
ひとが毎日、健康で生活できるのは、この衛気が絶えず働いて自然環境や人工的な環境(空調など)から受ける悪影響から守ってくれているからです。
衛気の生成は、脾(消化吸収)、腎(内分泌系や泌尿器)、肺(呼吸器と循環)と関係があります。
もともとは、遺伝的に備わっている腎に貯められているエネルギー(腎陽)から変化したものです。
生成過程をうまく説明した図があったので、紹介しますね。
英語でも書いてあって、なかなか分かりやすいかなぁ~と思ったりします。
こんな感じで、衛気は生成されるので、衛気が不足しているときは腎・肺・脾の三つのルートで補う事ができるのです。
お薬としては、「玉屏風散(ぎょくへいふうさん)」が有名です。
これは肺の機能を高めるのが主な作用です。
家(からだ)の玄関(汗の穴)に屏風を立てておいて、来客があまりうれしくない方(邪気)だったらお帰りいただこうというイメージです。
中国では子供の薬と言われているようです。
胃腸機能が弱っていたり、高齢な場合などは、脾や腎を補う事も必要になります。