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男子トイレで発見した物で薬物依存を考える?

こんばんは
漢方の知恵を少しでもお伝えしたい
岡山市にある柿の木薬局、店長のフジマキです。

今日は仕事を休んで、大阪に行って来ました。
大阪城の近くの会場だったので、大阪城の回りをちょっとブラブラ
ちょっと、のぼりさんしました~

今日のセミナーは「現場で仕事をしながら出来るSNS 忙しくても伝わるソーシャル発信術」というお題でした。
(その内容は、まだ全然実践してないので、またの機会に紹介します。)

セミナーの会場、ドーンセンターのトイレに入ると

そこには・・・・

危険ドラッグ!!
じゃないけど、こんな物が置かれてました

カフェインとロキソニン

ロキソニン錠が2錠とカフェインが配合されているドリンク剤が一本!!

これ同じ人がのんだと仮定して、薬剤師的に考えてみると危険な状況を想像してしまいました。

“睡眠不足で眠たくて、これからのセミナーなんて寝てしまいそうだから、眠気覚ましにドリンクを一本!!
それと、ちょっと頭痛がするから医者でもらってるロキソニンも多めに2錠飲んどこうか・・・“

こんな感じでしょうか?

これって、結構、薬物依存(乱用かも)だったりします。

頭痛に詳しい医師の話では、市販の鎮痛薬は痛みをごまかすために様々な成分(カフェインなど)が配合されているので依存症になりやすいのです。

この男性は、カフェインが入ったドリンク剤とロキソプロフェンが成分のロキソニン錠を飲んでいるんですから、市販の色んな成分が入った鎮痛剤を飲んでいるのと同じようなもんですよね。

痛み止めを医者に出してもらって、それをカフェインたっぷりのドリンクと飲む・・・
これって、頭痛の薬を飲みながら、自分で頭痛の原因を作っているんです。
意味ないですよね・・・

市販されている頭痛薬の乱用だけじゃなく、処方箋の鎮痛剤でも薬剤乱用頭痛(一ヶ月に15日以上薬を飲むことが、3ヶ月以上続いている)がおこります。

なかなか薬物乱用で起こる頭痛の治療は難しいそうです。
鎮痛薬の飲み過ぎでも、頭痛が起こる事もあると言うことを知っておいて下さいね。

漢方薬では、「川芎茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)」とか「呉茱萸湯(ごしゅゆとう)」をよく頭痛に使います。

川芎茶調散には“細茶(さいちゃ)”という生薬が入っています。
これは、お茶の葉っぱなんです。ですから、カフェインも入っています。

川芎茶調散は、緑茶に生姜を擦って入れてた生姜茶(?)で飲むとより効果的ですので試してみてください。
カフェインとカラダを温める作用をプラスするっていう感じです。

カフェインの作用も上手に使うと頭痛の軽減に役立ちます。

漢方薬を上手に使って、薬物乱用頭痛を減らしたいですね。

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