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秋の前半は夏の疲れを癒やす

処暑から白露、やっと秋?

 8月23日は処暑。暑さが収まってくるころ。

9月8日は白露、草に宿る露が白く光るころという意味です。

ようやく残暑がおさまり、空気が冴えて秋らしくなる頃とされています。

23日は秋分の日です。

今年も梅雨は激しい雨があり、激しい暑さ、コロナも相変わらず流行していて厳しい夏でした。

立秋の前後から日の入りが早くなったなと感じています。

朝夕は涼しい日が増えてきて、空や草木、虫の声もなんとなく秋っぽさを感じます。

秋は容平(ようへい)の季節

 秋は春、夏に受け取ったエネルギーを実りという形にする季節です。

上の方向に広く成長していた植物が、落葉や実をつけるというように、下の方向や結ぶといった凝縮するような形になっていきます。

ヒトも春夏に学んだり、受け取った刺激を何かの形にしていく季節、それが芸術(自己表現)の秋なのかもしれません。

容平とは、万物は成熟し、容(かたち)が平定すること。

つまり、成長が止まって調整して回復させることを意味しています。

自分のカラダのメンテナンスをする季節なのです。

胃腸のメンテナンス

 そんな秋の初めに、いたわっておきたいのは胃腸です。

7月、8月と冷たいものの飲みすぎ食べすぎ、猛暑による疲れ、冷房によるカラダの冷えなどの影響で、胃腸は弱っています。

「肌は内臓の鏡」と言われます。

胃腸の弱りは皮膚、髪の毛の不調に現れます。

胃腸は食べ物を消化吸収するだけでなく、カラダ全体の元気や免疫力の根本です。

腸には免疫に関係する細胞が集まっています。

なので、夏に疲れた胃腸の調子を立て直して、冬に備えることは、コロナ、風邪の予防、更には春の花粉症予防などの面からも大事です。

秋分までを秋の前半と考えよう

 秋は秋分の日までの前半とその後立冬までの後半に分けて養生を考えましょう。

前半は夏の疲れを癒やす。秋は根菜や芋類、キノコが旬を迎えます。

少しずつ新米も出てくるので、食欲もアップします。

秋野菜に含まれる豊富なビタミン、ミネラル、食物繊維は夏に溜まった疲れを癒し、腸内環境を整えて、肌荒れなどを改善します。

日本食は、お味噌や納豆、漬け物、醤油、お酢など発酵食品をたくさん使っているので、無意識のうちに善玉菌を体に取り入れられます。

牛乳やチーズ、ヨーグルトは元々日本人は食べていなかった物です。

腸活ということで、無理にこのような乳製品を食べる必要はありません。

日本人に合った食材を上手に取り入れて、腸内環境を整えましょう。

毎朝の味噌汁、絶対におすすめです!!

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