こんにちは
柿の木薬局店長のフジマキです。
今日は舌の話を書いてみます。
店のカウンターには、下の写真が置いてあります。
興味を持った方は、自分の舌はどれですか?ときかれたりします。
ボクもいろんな方の舌を拝見しましたが、色々ありますね~
中医学の診断の一つに「舌診」があります。
昔は、体の中を見る方法はありませんでした。
舌は唯一、内臓が露出している部分です。
舌を見ることで、内臓に元気があるか、邪気に攻撃されている時は、どれくらいの深さまで邪気が攻撃しているかなどが分かります。
自分の舌も見ますが、飲み過ぎた翌日は、べっとりと苔が付いています。
胃腸に余分な水分が溜まって、ちょっと胃腸が疲れている証拠です。
いつも、舌を見て下さいと言ってこられる70歳代の女性がおられます。
そんなに気にしなくてもいいですよという程、舌の事(舌の先が赤かったり、舌に亀裂がある)のを気にされています。
今でもバリバリ仕事をされているので、大変お忙しい方です。
今日は亡くなられたご主人の事を話して帰られました。
亡くなられた病名は分かりませんが、亡くなられるまで半年間、自宅で看病をされたようです。
その時に、ご主人の舌の苔がはがれるのを見てから、自分の舌がどうなっているかとても気になる様になったようです。
舌がおかしな状態になったら、命が短いのではないかと思っておられるようです。
その感覚は間違ってはいないと思います。
今日のお話をうかがって、この方がなぜ舌の様子にすごくこだわられるのかも分かりました。
舌は内臓の鏡と言われ、さまざまな内臓の状態が舌に現れます。
舌は「健康のバロメーター」とも表現されます。
皆さんも、ちょっと自分の舌を見てみませんか?