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認知症の両親と過ごした日々

4年前、自分が書いたブログを読みました。
面白い!!
多くの人に読んでもらいたいと思ったので紹介します。
2016年の3月の出来事です。

今日、夕方スーパーから帰ってきたら、両親の台所から父親が怒鳴っている声が聞こえました。

話している相手は母です。
内容はこんな感じです。

「孫がせっかく岡山で結婚式を挙げるのに、どうして行ってやれんのなら!!おばあちゃんなら、行ってやって当たり前じゃろうが!!孫の立場になってみい、悲しいじゃろうが!!」

そうなんです。4月に孫(ボクから言えば甥)が岡山で結婚式をするんです。

でも、母は行きたくないんです。
っていうか、近所の店で家族だけの外食も行きたがらないので、結婚式に出るのはとってもハードルが高いのは事実なんです。

でも、今ごろ言っても、何の効果もないのに、忘れてしまうのに、父は怒鳴ってしまうんですね・・・

台所に行ってみると、父に怒鳴られてシュンとなっている母の姿・・・

ボクが言ったのは、こんなこと

父には
「お母さんは認知症だから、色々と言っても理解できなんだからしょうがないのよ」

母には
「よくわからんでもいいからね」

とにかく、その場を適当に収めることしか言いませんでした。

それから、2時間ほど経って

父が孫の結婚式の予定が書いてあるメモを持って、やってきました。

「だれが、こんなことを決めたんなら!!」

さっきは、参列しないと言っていた母を怒鳴っていたのに、今度はこうきますか!!

今回も適当にその場を収めることを言っておきました。

そうなんです。認知症って、覚えてないんですから、正当なことを言ってもしょうがないんです。

その場その場で、当人が機嫌よくしてくれるようなことを言ってあげたらいいんです。

そんな適当なことを言って、怒る人も中に入るかもしれないですが、いろんな体験をして会得したのはこんなことでした。

正そうと思わなければ、優しくもできるようになります。

しょうがないんです。

いろんなことをメモに書いて、目につくところに貼っておけばいいということもありません。
そのメモを見て混乱するんです。

でも、これ以上、頻繁にこちらにやって来られても困るので、こんな張り紙をして今夜は寝ます。

はりがみ

明日の朝には、もう結婚式のことは忘れてるでしょう。

で、また、忘れた頃に同じことの繰り返しです・・・たぶん・・・

この甥っ子の結婚式、結局は父も母も出席することができました。
なんでそんなことができたのか、そのことはまた紹介します。
今でも、当時の張り紙が残っています。

よく頑張ってたなボク・・・・

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