こんにちは
柿の木薬局店長のフジマキです。
今日は朝からお勉強会でした。
岡山市立金川病院 院長の大森信彦先生の認知症についてのお話でした。
印象に残った事をmemoしておきますね。
認知症は治らない病気と言われていますが、治る認知症もあります。
治る認知症には、
①手術で治る
・ 慢性硬膜下血腫
・ 正常圧水頭症
②薬を飲めば治る
・ 甲状腺機能低下症
・ ビタミンB12欠乏(MCV,MCHの上昇)
③物忘れが癌とリンクしている
・傍腫瘍症候群:胃がん、卵巣癌、肺がんの症状が表に出てくる前に物忘れなどが出てくる。
治らない認知症
①周辺症状を抑えること
②残っている脳細胞同士の情報伝達の活発化させよう
(これはアリセプトなどもそうです)
個人的に認知症の原因の治療を漢方の考え方で考えてみると
化痰作用(βアミロイド沈着の予防)
補腎作用(脳神経の保護)
活血作用(βアミロイド沈着の予防?)
開竅作用(脳細胞同士の情報伝達の活発化)
なのかなぁと思います。
クルクミンが認知症に効果があると言われていますが、
クルクミンなどはダンプ一杯のむ覚悟が必要ですよ・・・
こういう講演を聴いていると、結局、早期発見早期治療がとっても大切と実感しました。
大森先生が考えている認知症対策の「三本の矢」は
①早期発見
②地域の力
③コウノメソッド
コウノメソッドを薬剤師会の勉強会で紹介するようになったんですね~
介護者のため、BPSDを抑える薬を優先するのがコウノメソッドだとボクは考えています。
ボクもフェルガード100MやLAも両親に使ってみてますが、今一、効果が分かりません。
しかし、コウノメソッド的には、介護者?(本人達はそう思ってないと思います)があまり困っていないのでいいですかね~
今は、フェルガードと基本的な化痰薬、補気薬、補腎薬をベースに使ってます。
臨床実験?を身近でやってますので、また、機会があれば報告しますね
フェルガードは毛髪が濃くなったりする嬉しい副作用もあるようです。