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身近にある薬草「サルトリイバラ」

身近にある薬草「サルトリイバラ」

サルトリイバラ−1.jpg
岡山市内の操山で今年の春に撮影したものです。
クリスマスの時期になるとリースにもされる赤い実を付けるツタです。葉は柏餅を包むのに使われます。
サルトリイバラ−2.jpg
花屋さんで見つけたサルトリイバラです。中国産みたいです。
生薬名:山帰来(さんきらい)、菝葜(ばっかつ)土茯苓(どぶくりょう)
厳密には、ドブクリョウの原植物はサルトリイバラに似ているが、同じものではありません。
薬用部位と採集時期:
根茎、10月から翌年2月。
根茎を掘り、茎、ひげ根を取り去り、水洗いしてそのまま、または薄くスライスして天日乾燥する。
薬効と使用法:
根茎(菝葜)10グラム、生姜25グラムを袋に入れ、酢に漬けて温め、熱くなったところで取り出し、しもやけの患部に当てて温めると効果がある。
土茯苓は昔、梅毒の治療に用いられていたようです。水銀中毒を解除できるので、治療で水銀中毒によって動きにくくなった関節を動きやすくする効果があるようです。
サルトリイバラの葉を柏餅に使う事があります。これもサルトリイバラの水銀などを体の外に排出する解毒効果が民間薬的に伝わっているからでしょう。サルトリイバラの葉は、お茶の代用としてのむと諸毒を去ると言われています。
参考:民間薬の実際知識 村上光太郎 東洋経済新報社

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