Blogs

身近にある薬草「ヒガンバナ」

身近にある薬草「ヒガンバナ」
ヒガンバナ.jpg
写真は我が家の庭に咲くシロバナの彼岸花です。
生薬名:石蒜(せきさん)
別名:曼珠沙華(まんじゅしゃげ)、シビトバナ

秋のお彼岸の頃になると、土手やあぜ道、庭、公園の片隅などで赤い鮮やかな花を咲かせます。弥生時代に稲作と一緒に大陸から渡来したと考えられています。
薬用部位と採集時期
鱗茎(石蒜)。2〜3月。葉の枯れた頃に鱗茎を採集して、水洗いして乾燥させる。
薬効と使用方法
①鱗茎と唐胡麻子(とうごまし・トウゴマの種子)を等量すりおろして、足の土踏まずに貼ると駆水剤としてさまざまな浮腫に効果がある。
また、解熱、風邪にも効果がある。
ヒガンバナの鱗茎だけを使用してもよい。
※皮膚が弱くかぶれやすいヒトは、ガーゼを当てそのうえから貼るなどの注意が必要です!!
※実際に私がしたのは、こちら
②石蒜を煎じて服用、または生根を1回0.3〜1g煎じて服用すれば祛痰、催吐剤となりますが、有毒なので注意が必要です!!
③生の鱗茎をすりおろし、患部に貼るとあかぎれ、水虫など白癬菌による症状、疥癬などの皮膚病に効果がある。
また、捻挫、腫れ物(吸い出し)、に効果がある。
※酢を混ぜると更に効果的。皮膚の弱い方は注意して下さい!!
参考:徳島県薬草図鑑 村上光太郎著

Facebook
Twitter