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身近にある薬草「ヒマワリ」

身近にある薬草「ヒマワリ」
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生薬名・漢名:向日葵(こうじつき)
北アメリカ原産の一年草で、紀元前3000年にはネイティブアメリカン(インディアン)によって現在のアリゾナ・ニューメキシコ辺りで食用や染料、医療用などに栽培されていた形跡があるそうです。その後、ヨーロッパからの移民により、ヒマワリはヨーロッパ各地へ広がり、19世紀初めにはロシアで大量生産がされるようになりました。日本では、江戸時代に栽培されるようになりました。日向葵(ひゅうがあおい)とも呼ばれます。ロシアや中国では採油用の種子をある目的で栽培されています。搾油用など食用の品種と観賞用のものがあります。
栄養価が高いので欧米ではポピュラーな食材です。MLBの選手が試合中に食べているのを見たかたも多いんではないでしょうか?
ヒマワリ油はリノール酸やビタミンEが豊富に含まれています。種には葉酸も豊富に含まれていています。
薬用部位と採集時期:全草。8月〜11月。
調製法:全草を採集して乾燥する。種子は採集し、乾燥するか油を絞る。
薬効と使用方法:
①花、葉を1日5gせんじて服用するかアルコールチンキとして服用すれば解熱剤として風邪に効果がある。
②花、葉を煎じて服用すれば、解熱、リウマチ、肋膜炎に効果がある。
③種子を焙じてせんじて服用すれば、利尿剤となる。
④種子を炒って食べるか、種子油を絞って服用すれば動脈硬化の予防になる。
その他
種子、花の部分を食用にする。
参考:徳島県薬草図鑑 村上光太郎著
http://www.sunflowernsa.com/default.asp
食材健康大事典(時事通信社)

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