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1月の養生のヒント

 新年 あけまして おめでとうございます。
 今年も漢方の知恵を生活に取り入れていただけるように 
 チョコチョコと情報発信をしていきたいと思っています。
 本年もどうぞよろしくお願いします。
 突然ですが春の七草って、言えますか?「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ」です。「七草がゆ」は、1月7日の朝に、この7種の野菜の入ったお粥を食べる風習です。おせち料理で疲れた胃を休ませるだけでなく、野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養素を補うという目的もあります。
 セリはおひたしや鍋物にして食べる機会の多い野菜です。セリには、気を巡らせる作用や元気を付ける作用があります。この寒い時期、体の中に凝り固まってしまった、気や血を巡らせてくれるとてもありがたい野菜です。香りが飛びすぎないように、サッと加熱して食べるのがおすすめです。
 
 ナズナはぺんぺん草ですね。スズナはカブの葉の部分、スズシロは大根の葉の部分です。伝統行事には、色々な知恵がつまっていますね。
 さて、寒い時期の定番料理はお鍋ですよね。お鍋と言えば、必ずと言っていいほど白菜を使いますね。この白菜ですが、中医学的には 
①便秘を解消する 
②消化を促進する 
③イライラを解消する 
④お酒の毒を解消する 
⑤肺を潤し空咳をやわらげる 
などの効果があると考えられています。
 白菜の特徴は熱を取りながら、体に潤いを与えてくれることです。お酒を飲みながらとか、カゼをひいて咳が出る、お肌がカサカサ、髪がパサパサなんて時には、白菜たっぷりの鍋がおすすめです。白菜と豚肉の組み合わせは、特に消化器を元気にしてくれる組み合わせです。また、キムチなどの唐辛子との組み合わせは、唐辛子の辛味で体を温めすぎたり、体が乾燥気味になるのを防いでくれます。
野菜鍋.jpg
 寒い日が続きますが、藍(愛?)の根っこからできた板藍茶で「うがい・手洗い・板藍茶」も忘れずに元気にお過ごし下さい(^_^)

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