ドライシンドローム(乾燥症候群)って、なんですか?
昨日は箱根駅伝往路でしたね。元旦は実業団のニューイヤー駅伝、2日と3日は箱根駅伝と店長の正月は駅伝三昧というのが恒例です。でも、昨日は松山に帰省のための運転中だったので、2区で山梨学院が棄権したこと、國學院が繰り上げスタートになったこと以外はほとんど知りません・・・。今日の復路でのドラマを楽しみにしています。
さて、今日はドライシンドローム(乾燥症候群)についてつづきを書いてみます。
乾燥肌(ドライスキン)、眼の乾燥(ドライアイ)、口の乾燥(ドライマウス)、膣の乾燥(ドライバジャイナ)など全身の乾燥症状をドライシンドローム(乾燥症候群)と呼んでいます。背景には、エアコンによる冷暖房、ストレス社会、コンピューター、TV視聴、口呼吸、良く噛まない食生活、欧米型の食生活などの生活環境などの問題があると言われています。また、女性ホルモンの働きが密接に関係していることもあるようです。
まずは、この季節によく相談のある乾燥肌(ドライスキン)を考えてみましょう。
私も以前は「冬になると、かかとがパックリと割れていた」と書きました。なぜ、そんなに潤いがなくなって、乾燥してしまうのでしょうか・・・
皮膚には潤いを保つ仕組みが、3つあります。
① 一番外側にある角質表面の皮脂が潤いが抜け出すのをブロック
② 角質のなかの細胞と細胞の間にある特殊な脂質のセラミドが水分を挟み込んで、水分が逃げ出さないようにしています(細胞間脂質)
③ 角質の細胞自体に水分を保持する天然保湿因子(NMF)
これらが、色んな原因で不足してしまうと乾燥肌の症状が現れてしまいます。
ちなみに天然の保湿クリームと言っても良い皮脂の分泌量は、男女とも20歳くらいがピークでそれ以後は減少していきます。お肌の曲がり角は皮脂の分泌量のピークだったのです。
外用剤を使ってのケア
入浴時は角質層がゆるんで、皮膚に潤いを保つ天然保湿因子やセラミドなどの細胞間脂質が浴湯中に流出して、皮膚が乾燥してしまいます。しかし、角質層がゆるんでいる時は浸透性が高い状態でもあるので、保湿成分などが配合された入浴剤を使用することで効率的なスキンケアをすることも可能です。身体の乾燥が気になる部分はローションでうるおし、クリームなどでうるおいを閉じ込めるのがおすすめです。
注意!!
香料や着色料が使われている入浴剤は、逆に肌への刺激になることがあるので注意が必要です。
体の内側からのケアについては、明日また書きますね。
さあ、箱根駅伝を見るために朝ご飯を食べましょうかね~