こんなビラ見ましたか?
柿の木薬局では、こんなビラを月一回ですが、リビング紙に折り込んでます。
手に取られたら、見てやってください。
岡山市の店の周辺5000部ほどなんで、少ないですが・・・
この内容を今日は紹介します。
仕事で正座をして作業をすることがあります。正座の後、膝がとても痛くなります。湿布をしたり、ヒアルロン酸やグルコサミンは飲んでますが、効果が良く分かりません。(68歳 女性)
漢方では、膝の痛みに関係する骨や関節は「腎」の働きと関係が深いと考えています。髪の毛、歯、耳、目など老化すると症状が出やすい部分も「腎」との関わりが深いところです。ご相談の膝の痛みも、歳のせいと言ってしまえばそれまでです。漢方では「腎」の働きを補うことで、様々な症状を改善しようと考えます。そのなかに、ウド(山菜のウドです)の根が入った漢方薬があります。ウドの根は、漢方で独活(ドッカツ)と呼ばれ、筋肉や関節の痛み、腰痛、手足のしびれなどに効果があります。ウドの根を使った有名な漢方薬に、「独活寄生湯(どっかつきせいとう)」があります。「独活寄生湯」は骨を丈夫にして、足腰を強くして、全身にエネルギーを補うものが配合されています。加齢による痛みに使う事ができます。
ウドの大木と言えば、大きくなっても軟らかくて材木に使えないことから「役に立たないもの」の代名詞としてよく使われています。しかし、春の若芽は香りが高く、歯ざわりもよく、山菜として珍重されてきました。そのウドの根が入った漢方薬があるとは・・・
食と薬は結構、近いものなんですね。