【薬の味】「良薬は口に苦し」でいいのか？

先日、アレルギーのお薬が出ていた患者さんが、オブラートを買いたいと言われました。

Aさん：この薬は大きいから、飲み込みにくい

ボク：この薬、口の中で溶ける薬だから解かしたらいいんですよ

Aさん：苦くて、そんな事できん。あんた、味みたことあるか？

ボク：すみません、知りません

Aさん：良薬、口に苦しだろうけど、苦すぎる

結局、口の中で溶けるお薬（口腔崩壊錠と呼ばれます）じゃない、
普通の錠剤に変更していただきました。

この苦いと言われた口腔崩壊錠を実際に試してみました。
ホントに苦かったです！！

グリーンガムみたいな味です（これだけですぐに商品名が分かるかもね・・・）

こんなに苦いとは・・・

ミント味っていうことは知ってましたが、これは苦いと言われてもしょうが無いですね

普通錠の方が錠剤の小さいし、口の中で溶けないから味も無い

口の中で溶けるお薬が、だんだん飲み込みの不得意な高齢者に飲みやすい薬として、どんどん発売されています。

製薬メーカーも後発品対策やら、その製品の特徴付けのためにドンドン普通錠から変更するように勧めています。

でも、口の中で溶けるお薬の味や飲み込んだときにのどに違和感がある時は、相談してくださいね！！

ボクの専門、漢方薬も飲みにくい味が問題になります。

でも、こちらはお任せ下さい！！

味見、ちゃんとしてますから～

でも、

「米のとぎ汁みたいな味だから飲みやすいですよ」

とか説明しても、若い人たちには分からないかな・・・

ソムリエ並みの味覚表現が必要かもしれないですね(^.^;

これからも分かりやすい味の説明、がんばります！！

ちゃんとアドバイスしますからね

味が分かっていたら、漢方薬でも普通のお薬でも飲む苦痛が減りますよね。

飲むための覚悟ができますよね

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