からだの中からヘアケア!!
「髪を元気に美しく」
知り合いの美容師さんから「春と秋は抜け毛が増える」と聞いたことがあります。冬の寒さで頭皮の血行がわるくなるのと、夏の暑さや紫外線などでダメージを受けるためだそうです。なるほどという感じです。
6月はすでに紫外線の多い季節です。髪のダメージを防ぐ美髪対策を今からはじめてみてはいかがですか?
髪の健康と「血(けつ)」、「腎(じん)」、「肝(かん)」
抜け毛が多い、髪のボリュームが減る、白髪が増えるなどの髪のトラブル、漢方では心身の不調によるものと考えています。
漢方では「髪は血の余り」とされ、「血」が十分にあれば髪にもしっかりと栄養が届いて、髪も美しく保たれると考えています。
また、「髪は腎(じん)の華」とも言われます。「腎」は生命の源であり、生殖、成長、ホルモン分泌などをコントロールする大切な臓器です。「腎」の機能が弱くなると老化症状による抜け毛や白髪が目立つようになります。
現代社会ではストレスによる髪のトラブルも多く見られます。「肝(かん)」は体内の「気」をスムーズに巡らせる役割を持っていますが、過剰なストレスを受けると「肝」の働きが低下して、気の流れも滞ります。気と血はドライバーと車のような関係で、いつも一緒にからだを巡っています。気の流れが悪くなると血の流れも悪くなります。すると、髪に栄養が不足してトラブルの原因になります。
髪を元気に暮らしの養生
睡眠を十分に
朝のブラッシングで頭皮をマッサージ
過度なダイエットは厳禁!バランスの良い食生活を
四季の髪養生
春:「肝」を大切に。ストレス発散を心がけて。あさり、セロリ、香りの良いお茶(ミント、ジャスミン、菊花など)、柑橘類がおすすめ
夏:体内の熱を上手に冷まして。スイカ、きゅうり、トマトがおすすめ
秋:大根、はちみつなどの潤い食材で、秋の乾燥対策と夏のダメージ回復も大切
冬:エネルギー補給。栄養たっぷりの鍋料理で髪も元気に
参考:チャイナビュー174