今日は便秘に使うお薬の話を書いてみます。
夏は汗が増えたり、気温が高くてカラダに熱をため込みやすかったりします。
そんな理由で、他の季節よりカラダが渇き気味になって便秘しやすくなります。
特にカラダの水分が減少している高齢者の方は、なおさらです。
高齢の方は、胃腸の働きも落ちているので、便秘をしやすくなっています。
よく使われる便秘の薬はプルゼニドとかラキソベロンというお薬です。
このお薬は、漢方薬でも使われる大黄という植物の根から取り出された成分で作られています。
簡単に説明すると無理矢理、大腸を動かして大便を出すお薬です。
無理矢理、腸を動かすので、腹痛が出る方もおられます。
また、効き過ぎて下痢をする方もおられます。
たまに1錠とか2錠を飲むくらいで、便秘が解消されるならいいとおもいます。
でも、毎日毎日、飲まないと出ない方は要注意です。
毎日飲んでいると、だんだん効きが悪くなって、飲む数が増えてくるんです。
さらに、このお薬はカラダを冷やす作用があるので、冷えがあったり、元気のない方が使い続けるのは、良くありません。
疲れやすい、冷えがある、コロコロ便、すっきり出ない、少量しか出ない、そんな便秘には、
無理矢理に腸を動かして便を出す薬より
・お腹を温めたり
・胃腸の働きを高めたり、胃腸を元気にしたり
・腸に潤いを与えたり
・ストレスを加減する
そんな効果のある漢方薬もあるので、試してみて下さい。
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