昨日は生理を薬で止めたら、便秘が楽なったというお話でした。
今日は授乳中の奥さんが漢方薬を飲んだら、あまり怒らなくなったというお話です。
中医学では、母乳は気と血から作られると考えています。
気はエネルギー・元気、血は血液とほぼ同じと考えてください。
ですから授乳中の女性は、赤ちゃんにエネルギーと血液を与えて成長を支えているんです。
なので、授乳中の女性は元気と血が不足しやすくなります。この状態を気虚・血虚と言います。
さらには、夜間の授乳、夜泣きなどで睡眠も不十分、休息も不十分になります。
こんな事が重なってくると、ストレスが溜まってきますね。こんな状態を肝鬱と言います。
カラダも精神的にもフラフラになって来ちゃいます。
基本的に元気や血を補うのは、毎日の食事です。(遺伝的な体質もあります。)
でも、この食事も多くはお母さん自身が作らないといけませんね。
作るだけでエネルギーを使い果たしてしまって、自分は食欲が無いなんて事もあると思います。
こうなってくると、食事から元気や血を補う事も出来ない。
↓
母乳の出方が悪くなってくる。
↓
赤ちゃんが泣く。寝られない、疲れが溜まる・・・最悪の循環ですね。
こんな時でも、だんなさんは仕事だからと言って、遅くまで飲んでいる・・・
奥さんがイライラして当然ですね。
奥さんを少しでも楽にしてあげたいなら、こんな方法があります。
① 毎日、元気と血を補うような食事を作ってあげる。
② 夜の授乳を代わってあげる。
③ 奥さんがストレス解消出来るように、育児を交代してあげる。
粉ミルクを使えば、こんな事も可能ですよね。
でも、我が家は結局3人とも粉ミルクが飲めなかったので、お乳の出ないボクが奥さんのかわりをしてあげることは出来ません。
そんな訳で、ボクが続けいているのは、毎朝、奥さんに漢方薬を準備することです。
ボクと同じように漢方薬を授乳中の奥様に飲ませているある方から、こんな事をうかがいました。
「奥さんに怒られることが減りました」
そうなんです。授乳中には血が不足しやすいと書きました。
血は不足すると眠りにくくなったり、目がかすんだり、顔色が悪くなったり、動悸がしたり、皮膚や髪の毛に艶が無かったり、爪がもろくなったり、筋肉がひきつりやすくなったりと色々な症状が出やすくなります。
実は血が不足すると、興奮を鎮めて精神を安定させることが出来なくなって、怒りっぽくなるんです。
育児のストレスもあるので、なおさらですね。
なので、もし、授乳中の奥様で(授乳中でなくても)イライラしている奥様のご主人、奥様に漢方薬を作って差し上げたら、ご家庭に平和がおとずれるかも知れないですよ。
自分のことは後回しにしてしまう奥さんのために、朝、ご主人が漢方薬を準備してあげてください。
授乳中じゃなくても、女性には毎月の生理があります。
そんな事もあって、女性は血が不足しがちなのです。
愛情が一番の特効薬なのは分かった上でのご提案でした!!
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