昨日は、お酒の飲み過ぎが原因(たぶん)で、寝汗をかくという相談を紹介しました。
お酒を飲んで、何も食べないのでは栄養や、アルコールの熱を冷ますのに必要な潤いが不足してしまいます。
そこで、お酒を飲むときに食べて欲しいメニューを紹介しますね。
現代医学的に考えてると、アルコールを飲むときに一番関係する内臓は肝臓ですよね。アルコールを水と炭酸ガスに分解して、オシッコや汗、呼気として体の外に排出します。このときに肝臓の働きが悪いと、アセトアルデヒドという物質が残っていて顔が赤くなったり、動悸、吐き気、頭痛の症状が出ます。
漢方でもアルコールと関係の深いのが「肝」(現代医学の肝臓の働きと自律神経系の働きを合わせたものと考えてください)。この肝の働きを補うのが、酸味のある食材です。ですから、アルコールのあてには酸味のあるものがオススメです。
でも、酸味のあるメニューばかり食べるわけにもいきませんよね。酸味の取りすぎは胃腸の働きを阻害して、食べ物からの栄養吸収が悪くなります。
胃腸の働きを助けるのは、甘い味です。ですから、胃腸の働きを阻害しないように酸味に甘味を合わせた甘酸っぱい味がいいのです。甘酢・二杯酢ですね。
さらに、二杯酢に醤油の鹹味(塩味)を加えたのが三杯酢です。鹹味は腎臓の働きを助けます。三杯酢は肝臓・胃腸・腎臓の働きを助ける、理想的な味付けなんです。
ですから飲むとき、酢の物は一品あるようにしてください。
アルコールが熱を出すというのは説明したのですが、その熱を冷ますのが苦い味なんです。だから、苦味の食材(たけのこ、ウド、ふきのとう、魚の内臓、にがりを使った豆腐など)も適当に食べるといいんです。
次回は、おつまみだけじゃなくて、サプリメントや漢方薬でお酒を飲むとき、飲んだ後にボクが使っているものを紹介します。
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