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桃の節句なので、桃がお薬になる事を紹介します

昨日、いけばな光風流家元 内藤正風さんから、ムチャぶりがありました。
そのブログはこちらです。

「なぜ3月3日には「桃」を飾るのか。」

そのなかで家元がこんなことを書いてくださっていました。

”ほかにも漢方では、桃は実・種・葉・花の全部が薬効があるものとして、スーパーマルチプレーヤーに扱われています。
漢方における桃の効用については、私の友人の漢方屋の眼鏡店長、藤巻浩二さんがブログで紹介してくれると思うので、ここでは省きますね。
藤巻さん、頼んだで~!!”

そのムチャぶりにお応えしたいと思います。

桃といえば桃太郎

桃太郎といえば岡山

桃太郎後ろ
なぜか後ろ姿の写真しか撮ってなかった(苦笑)

岡山の名物といえば、白桃(はくとう)

というわけで、結構、このムチャぶりだけど、桃と岡山に住むボクの接点はかなり有るわけです。

さらには、内藤正風さんも書かれてますが、この桃はいろんな部位が薬として使われているんです。

それを今回は、ちゃちゃっと紹介します。

桃の花、種(種を割って出て来るアーモンドみたいな部分)、葉が薬として使われます。

花は白桃花という名前で薬として使われていますが、正直なところ、ボクは知りませんでした。
蕾や開いた花を使うようです。
浮腫があるときや、便秘、月経がないときなどに用います。
日本では、便秘薬として花の蕾を使うようですが、作用が強いので体力のない方や妊婦には使えません。ご注意ください。

次は桃の種です。
種を割って出てくる種子(アーモンドのような)を桃仁といいます。

種と仁
これは夏に白桃の種を割って、仁を取り出そうとやってみた写真です。

この桃仁はよく使われる漢方薬に入っています。
血行を良くしたり、膿を出したり、脂分があるので腸を潤す作用があります。
月経障害、下腹部痛、神経痛、便秘などに用いられます。

実際に使う桃仁は、アーモンドのような感じです。

ちなみに、桃仁と似た生薬に杏仁があります。
杏仁豆腐のあの独特の香りは、杏仁(あんずの種)なんです。

そして、桃とあんずは同じバラ科なので、この二つは瓜二つなんです。
ですから、桃仁も杏仁みたいな匂いがします。

最後に桃の葉です。
桃の葉は、漢方薬に使うより、入浴剤としての使用がよく知られています(ボクがそう思っているだけかもしれませんが・・・)
我が家でも、子供夏のあせも対策で夏になると煎じていました。

桃の葉
葉っぱはあの桃の実のような香りはありません(残念)

鎮咳作用、ボウフラ殺虫作用があります。
入浴剤として、あせもや湿疹、かぶれ、荒れ性などに使います。

去年、娘が生まれてからお雛様を飾っている我が家です。
今年の桃の節句には、是非、桃の花を飾りたいと思います。

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