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梅雨は体も湿気対策しましょう

爽やかな季節が過ぎて、天気も不安定な梅雨です。気圧や気温の変化もあって、カラダも気持ちもすっきりしない時期です。このすっきりしない原因が湿気です。

カラダに悪さをするので、この湿気を「湿邪(しつじゃ)」と呼びます。

梅雨から秋まで、日本では湿気の高い季節が続きます。湿気を払う養生をして、気持ちよく過ごしましょう。

「湿邪」の影響を受けやすいのは、食べ物の消化吸収を受け持っている「脾」です。

「脾」は食べ物を消化吸収して、カラダの活動に必要な気血水を作り出す働きがあります。

湿邪の影響で「脾」が弱ると、様々な不調を招いてしまいます。

梅雨のカラダ

「湿邪」はカラダに様々な症状を起こします。湿気が高いのでカラダは湿気を含みやすくなります。手足や頭がずーんと重たく感じる、めまい、下痢や軟便、むくみなどが起こりやすくなります。

梅雨のココロ

雨が続くとなんだか気持ちもジメジメします。倦怠感もあって気持ちもぐったり。雨で外出して気晴らしもできず、考えても仕方ないことをくよくよ考えてしまいがちです。コロナが流行ってから、お家時間を充実させてきたと思うので、室内で好きなことをして気分転換してください。無理矢理、予定を入れてしまうのもいいかもしれません。

梅雨の養生

  1. 朝食は食べよう 
    • 胃腸が活発に働く時間は7時頃から9時頃と漢方では考えています。その後の9時から11時は食べたものを消化吸収して、カラダのそれぞれの部位に送り届ける時間と考えています。
    • 9時までに食べておくと、胃腸も弱らず、他の部位にもエネルギーが行き届いて、倦怠感の少ない一日が始まります。
  2. 冷たい物、脂っこい物、水分を摂りすぎない
    • 胃腸は食べたもの、飲んだものを毎日消化しています。
    • 梅雨の時期に高くなる湿気が、胃腸は苦手です。
    • 漢方では「脾は湿を嫌う」と言われています。ですから、梅雨で疲れやすい胃腸に負担をかけないのが大切です。
  3. 座り続けないで、適度に動く 
    • 漢方では「五労」という考えがあります。立ちすぎ、座りすぎ、見過ぎ、歩きすぎ、寝過ぎ。
    • このうち座りすぎは胃腸を弱らせ、筋肉を弱らせます。
    • 胃腸を弱らせる原因には、考えすぎ、悩みすぎもあります。デスクワークで座ったままはダメです。適度に動くことで、胃腸の働きも高まります。
  4. 胃腸の働きを助ける食材を食べよう
    • カラダの湿気の排出を助けてくれる食材:ハトムギ、春雨、アズキ、黒豆、緑豆、アスパラガス、トウモロコシ、アサリなど 
    • 胃腸を元気にする食材:お米、カボチャ、トウモロコシ、豆類など、噛むと自然の甘みがでてくるもの
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