暑さが厳しい時期は脾をいたわる
7月23日から8月8日の立秋までの間が二十四節季の大暑です。一年のうちで最も暑さが厳しい時期です。
今年は梅雨明け前から厳しい暑さが続いています。
いつも冷房の効いた室内にいて、冷たい飲み物、食べ物が多くなって知らず知らず胃腸に負担をかけていませんか。
五臓の「脾(胃腸)」は冷えや湿気に弱い臓腑です。
冷たい麺類や飲みものを摂りすぎてしまうと消化機能が低下して、食べたものを十分に消化吸収できなくなってしまいます。
「脾」は食べたものから「気(エネルギー)」を作り出しています。
「気」は体を動かしたり、体を温めるエネルギーです。
ですから気の不足は、結果的に冷えや疲れに繋がります。
夏は冷えにも注意がいります
さらに暑い夏は薄着になり、冷房の影響で「寒邪」は侵入しやすく知らず知らずカラダが冷えています。
浮腫みやすい人は、カラダの余分な水分が冷やされ、保冷剤を抱えているような状態です。
「冷え」は頭痛、肩こり、生理痛などを引き起こし、胃腸の不調や免疫力の低下にもつながります。
お腹の温度が1度下がると、元に戻すのに4−5時間かかります。
その間、血液がお腹に集まります。
他の部分は血液が不足ぎみになります。
だから、体が重だるくなるんです。
お腹の冷えを早く戻すために、冷たいものを食べた後は温かい汁を飲む、お風呂にゆっくりと浸かるのがおすすめです。
湯船にお湯を入れるのが難しい方にオススメは、足湯です。
熱めのお湯に10分ほど浸けてみましょう。
血行が良くなり、じんわりと汗をかいてリフレッシュできると思います。
夏バテ予防はよく噛むことから
土用の丑の日にうなぎを食べましたか?夏バテ防止で精をつけるというのも大切ですが、うなぎの脂っこさや濃い味は胃腸に負担になります。
もし食欲がなくなってしまったら、病院の食事をイメージしてメニューを考えてください。
そして、よく噛むこと、腹八分目を心がけましょう。
よく噛むことは普段から気をつけて欲しいことです。
病院食のイメージ
最高の胃腸のリカバリー食です。
おかゆ、お汁、茹で野菜、煮物、湯豆腐、煮魚、煮込んだお肉など、とにかく薄味!!
コンビニメニューだと「山かけ蕎麦」がオススメです!!