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食事療法の落とし穴?血虚と貧血−2

昨日の70歳代のご夫婦のお話から発展して、ちょっと中医学のからだの仕組みのお話です。
漢方と言ったり、中医学と言ったりで言葉が統一されてないのですが、ボクが分かりやすいかなと思った言葉を選んで書いているんでお許しを~

◆昨日のお話
ご主人の認知症が一気に進行して、いろいろと大変なご夫婦です。
最近、ご主人が糖尿気味だという診断で、奥様が食事療法を始められました。
というのも、奥様が元栄養士さんだったので、専門知識は十分にお持ちです。
今までもバランスのとれた食事を作られていたと思いますが、いっそう気を付けられるようにされたようです。
そうしたら、今度は医師から貧血気味だと言われたそうです。

アンパンマン列車
今日は家族で電車に乗りました。
ホントは後楽園に行きたかったんですけど、寒くて断念です。
ホームにアンパンマン列車が止まっていて、長男はメチャクチャ嬉しそうに行ったり来たり・・・

◆血(けつ)はからだの中でこんな感じで作られてます
「血」の原料は、「津液(からだの中の正常な水分)」と「気(エネルギー)」です。
この二つを混ぜれば、血になるという訳ではなくて、この二つをちょっと加工する必要があります。
料理でも、しょうゆと味醂を混ぜたものと、しょうゆと味醂を混ぜてちょっと火にかけたタレは違いますよね。味醂のアルコールがとんで、味醂の糖分としょうゆのアミノ酸や塩分がまろやかに絡み合った感じですよね。同じように津液と気が血になるためにも、火の力、化学変化を起こす力が必要になります。

◆原料の「気」と「津液」の調達
原料は、毎日の食事から吸収した栄養(水穀の気)や水分(津液)が基本になります。
「気」には、毎日の食事以外に元々生まれつき両親から授かっているエネルギー(先天の気)もあります。
肺で吸収する酸素(清気)も原料になります。

⇒ここで関係する臓腑:食事の消化吸収(消化器官:脾)、先天の気の貯蔵(腎)、呼吸(肺)

◆原料の調達の次は、血の製造です。
①「気」には、モノを変化させる力があると考えられています。この「気」の力が「津液」に作用して「血」が生まれる(ここでの「気」には、水穀の気、清気、先天の気の全てが含まれます。)
②「しょうゆと味醂を火にかける」と同じように、からだの中の「心」にある火(心陽というエネルギー)が「水穀の気」と「津液」に作用して「血」が生まれる
③肺が吸い込んだ「気(清気)」が「水穀の気」や「津液」に作用して「血」が生まれる

⇒ここで関係する臓腑:脾、腎、肺、心

こんなふうに、「血」を中心に見てきました。
「血」が足らなくなる原因は、全身のさまざまな所にある事がお分かりでしょうか?
材料の調達がうまく出来てなかったり、加工がうまく出来てなかったり・・・・

ここでは、書きませんでしたが、「血」を必要以上に消耗すると「血」が足らなくなる原因になります。出血や女性の生理もこれに含まれます。
血は、からだの中で様々な働きをしていますが、精神疲労などでも血を消耗します。
眼の使い過ぎもそうです。

現代医学では、貧血だったら原料の鉄剤を投与、あるいは腎臓機能が衰えていればエリスロポエチンを投与といった感じですが、中医学ではさまざまなアプローチが可能になります。

同じ血虚でも、アプローチがさまざまです。

70歳代のご夫婦の場合、ご主人は興奮しやすいという事で抑制系の薬剤や漢方薬が処方されています。肺の機能も低下しているようで、在宅酸素も利用されています。便秘もあるようです。

ボクの勝手な妄想ですが、まずは気の働きを抑制する漢方薬を減量または中止。
肺や脾の機能を補ってあげるような漢方薬の追加はどうかなぁと考えています。
また、ご家族、主治医の先生と相談してみようと思います。

いやあ、小難しい話になりました。
自分でも書きながら血虚の対処法がいろいろとあると再認識しました。


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