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さらば青春の光って漫才コンビじゃねーよ

先々週は５歳の娘と「アナ雪2」を観て、先週は「さらば青春の光」。ちなみに今年は映画館で「トイストーリー４」も観ましたね。子供と行かない映画って、去年の「ボヘミアンラプソディー」以来でした。

「さらば青春の光」、岡山では夕方から1日１回、1週間しか上映されないのです。１８時１５分からなので平日はまだ仕事中なので、日曜日しか観れず。で、仕方なく岡山漢方研究会の忘年会を中座して観てきました。忘年会を中座するくらい観たい映画だったんです。

初めて観たのは二十歳くらいのころで、レンタルビデオ屋から借りてきてみた記憶があります。アパートの小さいテレビです。お金のない学生でしたから、ベスパ乗りたくても、ビートル乗りたくても買えるわけもなく、モッズコートも買えず、彼女もおらず、ただただバイトと単位を取るための講義と実験の日々でした。

それから20年ほどして、４０歳でベスパ買いました。、モッズコート買いました。でも、あんまり乗らず、着ずにあげてしまいました。２ストの原付ベスパはスピードも出ないし、二人乗りもできないし、給油の度にオイル混ぜる手間もめんどくさがりの僕にはダメでした。

もう、乗っていたベスパの写真もモッズコートの写真も、いかしたヘルメットの写真もないですが、憧れていたベスパに乗れて満足してました。

そんな憧れていた世界の映画を52歳でまた観たんです。

映画を見た感想は、ジャンキーをかっこいいと思っていた若かりし頃、何かはみ出したかったあの頃、そして４０歳前にまた20歳の頃できなかったことをやった迷路に入ってたあの頃、５２歳で憧れていた世界を再確認した自分、色んな時代の自分と映画の主人公ジミーを比較しながら、ぐるぐると頭の中で回想しました。崖からベスパを放り出したあとのジミーはどうなったのかと想像してしまいます。

今は子育てと仕事に追いまくられながら、自分の時間を必死で作り出しながら、趣味らしい趣味もないけど、楽しく充実して幸せに生活しています。やっと？家族やご先祖様に素直に感謝できるようになってきたのも不思議です。全く不満はないですね。

いつまでも子供のままじゃいられないんだぜという当たり前のメッセージを突き付けられながら、でも、どこかで子供のころのキラキラ感を忘れたくない。男子って面倒せー生き物だなと思います。

PS.
もう、スティングが出てたことなんで覚えてなかったけど、ポリスもまた聴こうかなと思ったりです。