旬の食材「クリ」
栗は縄文時代には栽培が始まっていたとされていて、日本人にはなじみの深い食材です。
ビタミンCを豊富に含みます。でんぷん質に覆われているので加熱してもビタミンCが壊れにくい特徴があります。疲労回復や美肌効果が期待できます。カリウム、ビタミンE、ビタミンB1も豊富に含みます。
渋皮には抗菌作用を持つポリフェノールの一種であるタンニンが多く含まれ、コレステロール値の低下や糖尿病予防に役立ちます。
中医学的な効果・性質
①消化器(脾胃)の働きを活発にする
②老化を遅らせ、筋骨を丈夫にする
③血栓を溶かし、出血を止める
④脳を養い身体を丈夫にする
四性:温・甘
帰経:脾・胃・腎
中医学的なアドバイス
栗と鶏肉を組み合わすと理想的です。栗は腎を補って足腰を強化し、血液を補って血行を促進します。鶏肉は消化器系を温めてエネルギーを補い、生命エネルギーを補って、骨髄や臓腑を滋養します。
参考:ナチュラル薬膳(本の泉社)、食材大事典(時事通信社)