旬の食材「ニガウリ(苦瓜)」
別名:蔓茘枝(つるれいし)、ゴーヤー
原産地は熱帯アジアで、インドや中国では古くから薬用植物として利用されてきました。日本には江戸時代に中国から伝わりました。近年、節電対策のための日よけとして多くの家庭で栽培されています。
名前からも苦味が前面に出てしまうニガウリですが、ビタミンCの含有量が非常に多く、加熱処理しても消失しないのが特徴です。免疫力を高め、血管や皮膚、骨、粘膜などを強くして、肌をみずみずしく保つ効果が期待できます。
漢方的にはカラダの熱を取る性質があるので、夏の暑い時期にはおすすめの食材です。
しかし、冷え性の方や、夏以外の季節にはあまり摂取しないほうが良いと思います。
苦味成分のククルビタシンという成分に抗酸化作用があると言われています。
①暑気あたりを解消する
②目の充血をなくす
③むくみを解消する
④のどの渇きをおさめる
⑤肝の熱を取り、イライラをおさめる
四性:寒・苦
帰経:心・脾・肺・肝
参考:ナチュラル薬膳(本の泉社)、食材大事典(時事通信社)