-衛気が不足しているんですか?—
昨日のブログで汗が多くなる原因を4つ挙げました。
汗が増える原因は
① 汗腺を閉じる機能の低下(衛気の不足)
② 風邪をひいたときなど、ウイルスとか菌とカラダが戦って追い出そうとしている(邪正相争)
③ カラダの中に熱がこもっている
④ カラダの中に湿気がこもっている
そのうち、①の衛気の不足について考えてみました。
その一、衛気ってどんな役割があるのか?
今日、商店街を歩いていると美容院のビラをまく方がいました。
ボクの前を歩く女性には、近寄ってビラを差し出しましたが、ボクは無視です。
この美容師の方には、ボクはターゲットでは無かったんですよね。
ボクは学生時代、カラオケパブや居酒屋で働いていたので、店が暇なときはとにかくビラを配っていました。
お店は繁華街にあったので、そこを歩いている人は全て飲みに来た人たちでしたので、全員がターゲットでした。
どうすれば、ビラを受け取ってくれるか、色んなアプローチをしていました。
このビラまきと中医学、関係ないようですが関係があります(こじつけかもしれませんが・・・)
今日は雨が降って、最高気温が昨日より5℃下がって、肌寒い一日になりました。
でも、最高気温が20℃って、冬だったらメチャクチャ温かいですよね。
昨日との気温差が大きかったり、今日の雨に濡れたりして、体調を崩す方がいるのです。
でも、こんな気温差も雨も関係なく、健康を維持する方もいるのです。
雨を写真で表現するって、難しいですよね・・・
高性能のカメラなら簡単かもしれませんが・・・
自然界の邪気も表現するのは難しいし、個人差があると思います。
自然環境は、その地域にいる限り、全ての人に平等に影響を及ぼす訳です。
ビラまきのように、ターゲットを絞ったり、ビラを受け取ってもらえるような仕掛けをするわけではありません。
(ビラが全てヒトに悪影響を与える訳ではありませんでの・・・)
自然環境が人体に悪影響を及ぼすと、その自然環境は邪と表現されます。
邪の影響を受ける人と、受けない人がいるわけですが、この差は何でしょうか?
その差を中医学では、防衛力があるかないかで説明することが多いのです。
この防衛を主になって行っているエネルギーを衛気(えき)と呼びます。
この衛気が汗腺の開閉にも携わっているので、衛気が不足すると汗穴が開きっぱなしになって、必要以上に汗が漏れ出てしまうと考えます。
ですから、「汗が多い=衛気が不足してる」
だから「衛気を補うと良い」ということになります。
しかし、この衛気の不足を補うには、衛気の生成過程を知る必要があります。
次回は、衛気の生成過程について書いてみようと思います。
(注)最初に書いたように、汗が多くなる原因は衛気の不足だけでは無いのです・・・