「頭が重くて身体が怠い」とか、「何もやる気がしないし、欲しいと思わないけど食事はしている」とか、「疲れがとれない」とか、「眠ってもすぐに目が覚める」など今日もいろいろとお話をうかがいました。処方されているのは、偏頭痛のお薬だったり、胃薬だったり、抗うつ剤だったり、漢方薬だったりでした。
このようなさまざまな訴えを中医学で考えてみると、全部「虚労（疲れやすく体力が衰えた状態）」に当てはまるのかなぁと思います。
虚労とは、虚（虚損）＋労（労傷）を意味します。
さまざまな原因で、生命力や抵抗力が低下した状態が、なかなか改善しない状態です。
虚労の原因は、
① 虚弱体質
② 過度の性生活（セックスレスが多い現代には少ないかも）
③ 暴飲暴食・偏食・過度のダイエット
④ 過度の労働や過剰な安逸
⑤ 病気による衰弱
現代では、過度の肉体労働だけでなく、頭脳労働による過労も多くみられると思います。
また、余りに体を動かさないことによる虚労も注意が必要です。適当な運動を行う事で体の気の巡りが良くなり、虚労を防ぐ事が出来ます。
また、別の見方をすると
① 目の使いすぎは、血を消耗する
② 寝てばかり居ると、気を消耗する
③ 座ってばかり居ると、筋肉がおちる
④ 立ってばかり居ると、骨を痛める
⑤ 歩きすぎると、靱帯を痛める
デスクワークでパソコンなどを使って居る時間が長いヒトは、血を補うような食事や適度な運動で筋力を維持することが大切だと思います。
どんな見方をしても、体を動かさずにジッとしているのは、体には良くないということが今日のブログを書いての結論ですかね・・・
個人的に、朝のラジオ体操って結構おすすめです。
