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認知症と家族とコウノメソッド

昨日、嫌なことがあったと書きましたが、それは母親のことだったんですね。

ボクの母親は数年前から認知症と診断されています。

最初は、物忘れから始まり、鬱のようになり・・・
正月の準備が出来なくなりました。

近所の内科を受診したら、アリセプトが処方されました。
結局、嘔吐がひどくて飲めなかったです。
近所の内科はこれで、お手上げです。

その頃は、物忘れ外来を受診しさえすれば大丈夫だと思っていました。
物忘れ外来がある病院を受診しました。
漢方薬や抗うつ薬も処方してもらいましたが、症状は改善せず・・・

そのうち、物忘れ外来の医師は、「抗うつ薬はこの量じゃ効くわけ無いからやめました。」と・・・
結局、何も薬がでなくなりました。
ボクは、「このままで何も治療しないと、全然、家から出なくなるし、朝起きなくなるから、抗うつ薬を続けて下さい。」とお願いしました。
でも、物忘れ外来の医師は、「患者がしたくないことはできません」と言うだけ。
家族の気持ちは全く無視でした。

この間も、中医学の理論を認知症に応用して、補腎、活血、化痰、開竅(かいきょう)と様々な薬や処方、生薬を試しました。

でも、短期記憶力を改善させることは出来ませんでした。

その後は、職場の近くの医師に無理をお願いして、抗うつ薬、漢方薬、鉄剤などで様子を見ていました。

デイサービスなど介護保険の利用も検討しましたが、本人がまったくその気が無いので、利用できませんでした。

このまま、家に閉じこもっていたら、刺激がなかったら、どうなんるんだろう・・・

どうすればいいのかなぁと半ば諦めかけていました。

昨年の初め頃から、コウノメソッドを医師に紹介していただき、フェルガードというサプリメントを開始しました。

そしたら、母が自分で買い物に出かけるようになりました。

現在も来客があるとか、墓参りに行くとか、家族で食事するとか行事があると、必ず寝込みます。
毎日料理をするのも難しくなって、平日は宅配弁当を利用してます。
昨日のように医院の受診を拒否したり、あまり入浴しなかったり。
息子としては、心配がいっぱいの状態です。

でも、コウノメソッドは本人だけで無く、家族もちゃんと助けてくれてると思います。

だんだんと認知症に慣れてきたということもあります。
薬剤師のボクでも、これだけ(あまり深刻な悩みではないかもしれないけど)悩んでいる認知症の家族と暮らすという現実があります。

本人が一番辛いんだろうと思います。
最初は、なかなかそこまで気持ちが回らないですね。

これから、日本には認知症と診断される人が激増します。マスコミが騒いでましたね。
でも、その人たちの家族のことはあまり考えてないですよね。

ボクの母は、コウノメソッドと漢方のおかげで、今くらいの症状で治(おさ)まっていると思います。

認知症を知らない人たちは、認知症の家族に患者さんに対して怒ってはいけないと言います。
絶対に無理です。家族ですから・・・・最初からそんなに醒めた目で家族を見ることは出来ませんよ。
怒って、怒鳴って、当たり前です。

だから、多くの人にコウノメソッドや中医学を利用して、少しでも
楽に生活をしてほしいと思います。

サプリメントだからと眉唾モンと思わず、使ってみてくださいな。

でも、母親のように受診したくない、介護保険サービスを使いたくない。
医療から離れていて、認知症と診断されてない方は、とっても多いでしょうね~

このブログがちょっとでも、息抜きになれば幸いです。
書いているボクが、一番息抜きが出来ているかもしれませんが。

これからもソフトランディングを目指して、長くなるかもしれない母との付き合いが続きます。

また、時々、認知症についても書いていきたいと思います。

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