11月の養生のポイント
「からだを温める食材で元気を補給」
11月に入るとすぐに立冬です。暦の上ではこの日から立春の前日までが冬です。そろそろお鍋やおでんが恋しくなります。
中国の最古の医学書「黄帝内経(こうていだいけい)」では、四季を“春に生じ、夏に長(た)け、秋に収(おさ)め、冬に蔵(ぞう)す”と説明しています。人間も自然界の一部ですから、冬は休息の季節と考えて、エネルギー(気)を体に貯め込むのが一番良いと思います。しかし、休んでばかりもいられないのが現代人ですから、せめて旬の食材を食べてエネルギーを貯蔵する期間にしたいものですね。
この自然の流れに逆らって不摂生を重ねたり、無理な運動や過剰な労働を続けると免疫力や体力が弱まり、寒さに体が対応できなくなって風邪を引いたりします。冬は気温が低いので、体は体温を維持するのにエネルギーを多く必要とします。体を温めて、エネルギー(気)を補う食材を上手に摂取するようにしましょう。
☆おすすめ
根菜類:大根、百合根、ニンジン、蓮根、カブ、玉ねぎなど
★ひかえめに
生野菜、麦酒、ジュースなど冷たい飲み物
☆☆おすすめのメニュー
大根、などの根菜がたっぷりと入っている豚汁(七味唐辛子などを加えると更に良い)
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