カラダのなかの余分な水(日本漢方では水毒)を中医学ではさらに分類しています。
状態のちがいによって、濃度の濃いネバネバしたものから痰⇒飲⇒水⇒湿。
飲はちょっと濃度のある液体、水はサラサラの液体、湿は湿気などと言われるような霧状の水です。
痰は咳などをして、出てくるものを想像していただいたらイイと思います。これは見える状態ですね。
でも、これが見えない状態で心や消化器に滞ることがあります。
心に停滞すると、ドキドキしたり、胸がつかえた感じ、モヤモヤ、眠れない、めまい、意識不明などの症状がでることがあります。
のどの辺りになにかひっかかっている、エヘン虫がいつもいるのも痰が原因と考えます。
見えない痰を想像して、病気の原因を考えてしまう中医学って不思議ですよね。
これを非科学的と言ってしまえばそうなのかも知れませんが、今の科学じゃ解明できないことはたくさんありますので、見えない痰の存在もその一つかと存じます。