Facebookでこんな書き込みがあった
goo「ドクダミを煎じて飲んだら咳治るんじゃないの？」
ジジ「いいや、こういう時は国際漢方薬剤師に聞こう」
なので、お答えします。
ドクダミは漢方でも使われる薬草です。
別名は、十薬・重薬（じゅうやく）・蕺菜（しゅうさい）・魚腥草（ぎょせいそう）と言われます。
あの臭いニオイは乾燥すると消えます。
このニオイのために、中国では魚腥草（魚の腐ったニオイのする草という意味です）と呼ばれます。
一方、日本では十薬と呼ばれます。
生のドクダミの葉は、火であぶって腫れ物の膿を吸い出すのに用いたりします。
一般的に、お茶として便秘や高血圧、皮膚病などの体質改善に用いる事が多いようです。
漢方薬では、炎症を抑えたり、利水の効果があると言われています。
なので、西洋薬の抗生物質みたいな作用も若干あるので、ドクダミで咳が治らないとは言い切れませんが、あまり効果は期待できないと思います。
咳に効果が期待できる薬草に、馬歯莧（別名：五行草）があります。
日本では、スベリヒユと呼ばれ、田んぼなどの畦にはびこる雑草の扱いです。
まだ、スベリヒユはあまり生えていない季節です。
これからの季節で、もし見かけることがあれば、薬草にもなる植物なんだと思い出して下さい。
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